孤 独 恐 怖 過 敏 症 。【孤爪研磨】

第二十四話　無防備だから、 ページ30

Aside

お正月らしくおせちを食べて、初詣に行って、遊んで。(全部黒尾さんも一緒だった)
楽しく過ごしているうちに、もう夜になっていた。

黒尾さんが帰り、やることもやって、あとは寝るだけになった。

寝る...
研磨くんと一緒に。

昨日は普通に寝れたのに、なんかそわそわする、落ち着かない。
なんでだろ。昨日のは夢じゃないかって思えてしまう。


研磨side
夜、もうすぐ寝る時間。

自分の部屋でゲームをして待つ。なんか落ち着かない。
一緒に寝るってこと、覚えてるかな。
ちゃんと部屋に来るかな。

コンコンコン、

A「研磨くん、起きてる？」

研磨「起きてる」

A「入っていい？」

研磨「いいよ」

ガチャ、

A「おじゃまします、」

研磨「それ毎回言うの？」

A「いや、ん〜、たぶん毎回言う。」

研磨「そ。」

A「研磨くんはいつもどれくらいの時間に寝てるの？」

研磨「別に、決まってない」

A「そうなんだ。」

なんかいつもの感じと違う。
緊張してるのかな。そう言うおれもさっきまで落ち着かない感じだったけど。

そう思いながら見ていると、くぁっ、とあくびをして、

A「ねむい、」

と一言。

研磨「もう寝る？」

A「うん、研磨くんは？」

研磨「もうちょっとしたら寝る。」

A「ん、わかった。さき布団入っとく。」

そういうとおれのベッドに上がって布団にくるまった。
当たり前のように壁側。
ほんと、警戒心ゼロ。なんでそんなに無防備でいられるわけ。


警戒したほうがいいよって、言ってあげないとね。


Aside
研磨くんのベッドに上がり、布団にもぐる。
やっぱりいいにおいがする。落ち着く〜。

研磨くんが布団に入ってきた。ちょっと狭い。

研磨「前言い忘れてたけど、身の安全は保証できないから。自分で気を付けなよ。」

身の安全…？

A「殺されるの？」

研磨「はぁ？」

A「だって、身の安全って。」

研磨「そういう意味じゃない」

A「？？？」

研磨「はぁぁ。」

ため息をついて、ちょっと起き上がる研磨くん。
なんだろう、と思っていると、研磨くんが私の上にまたがった。
床ドンってやつ？


・・・え？



＿＿ ＿＿ ＿＿ ＿＿
羽珪藻です。
これからちょっと甘くしようと思うんですけど、もうこの時点で恥ずかしい。
自分で書くって、ちょっと、作者キャパオーバーしそうです。
池に沈みたいです。(羽珪藻だけに)

でも、できる限り頑張ろうと思います。

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