第十四話 おるすばん ページ17
ピピピピッ、ピピピピッ
部屋にアラームの音が鳴り響く。
眠い。
前までこんなんに眠くなかったのにな。
まぁいいや。起きなきゃ。
ベッドからでて、学校に行く準備をし、お義母さんを見送る。
義母「あ、そうだ。Aちゃん。今日は帰ってくるけど、明日から三日間出張だから、研磨に伝えといて。」
A「はい、了解です！」
義母「じゃ、行ってきます。」
A「行ってらっしゃい！」
リビングで一人朝食をとり、登校の準備が整う。
あ、研磨くんが珍しく黒尾さんが来る前に起きてきた。
A「おはよ〜」
研磨「おはよ」
A「お義母さん、明日から出張だって。」
研磨「わかった。」
勉強会から数日たったが、研磨くんとはあまり喋りすぎないように、何か聞かれた時は、ちゃんと考えてから答えるようにしている。だって怖いんだもん。
A「じゃ、行ってきます。」
研磨「いってらっしゃい。」
研磨side
やっぱり警戒されてる。
あれからあんまり話さなくなったし、何か聞いても、三秒ほど時間が空く。
その間の表情が、考え込んでいるような、苦しんでいるような表情で見るたびに罪悪感がわく。
でも、そんなにばれるのが嫌なのかと思うと、どんなことなのか余計気になる。
Aside
次の日。
今日はお義母さんが出張で学校が休みだ。相変わらず研磨くんがちょっと怖い。
もうお昼時だし、お腹すいてきた。
あ、そういえば、
A「ご飯どうするの？」
研磨「いつもはカップ麺たべてる。」
いつもはってことはお義母さんの出張はよくあることなのか。
え、てかちょっとまって。
A「ちゃんとご飯食べなきゃだめだよ！スポーツしてるんだから。」
研磨「え」
A「私、ご飯作る！何食べる？」
研磨「…別になんでもいい。」
A「それ一番困るやつ…。ま、いいや。わかった！」
冷蔵庫中をのぞく。
A「研磨くん、パスタの麺ってある？」
研磨「その棚の中。」
A「ありがと。」
よし、カルボナーラにしよう。
研磨side
慣れた手つきで料理をしている姿をぼーっと見ていると、いつの間にか完成したようで
A「できたー！召し上がれ！」
研磨「あ、いただきます…。。。(ぱくっ)おいし…」
A「へへ、よかった！じゃ、私もいただきます！(あむっ)うん、我ながら上出来！」
それから、掃除や洗濯など、いつも母さんがやってた家事をてきぱきとこなしていっていた。
続きます。
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羽珪藻 - ココとナッツさん» 返信遅れて申し訳ございません！健全な男子高校生、確かにそうなのかもしれない。。。これからもちょいちょい入れていくと思います。頑張ります！ (2021年11月20日 22時) (
レス) id: 24ade4b1dc (このIDを非表示/違反報告)
ココとナッツ - いやいや健全な男子高校生ですよ？！ちょっとぐらいあってもアリだと思いますが。 (2021年11月7日 22時) (レス) @page31 id: b132b85014 (このIDを非表示/違反報告)
羽珪藻(プロフ) - ささみさん» あ、あああありがとうございます！！！そんなことを言っていただけるなんて…！頑張って書きますので、少しお時間ください！！ありがとうございます！！ (2021年10月17日 21時) (レス) id: 78425f4870 (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - 初めまして！この作品読んで研磨推しになりました。（好っっっき。ひかえめに言って神） (2021年10月13日 23時) (レス) @page33 id: 5aa60edf35 (このIDを非表示/違反報告)
羽珪藻(プロフ) - いちご大福さん» ぜひお越しください！！今はテスト期間なので返事が遅くなるかもしれませんが、たくさん語り合いましょう！ (2021年9月23日 16時) (レス) id: b41c959160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽珪藻 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.pnp/novel/0036930/
作成日時：2021年8月8日 14時
