50 TH ページ50
＿＿キムソクジンは悪いやつ
僕を見捨てた悪いやつ
そうやって自分に暗示をかけてきた。
だけど結局ヒョンのことを忘れることなんかできなかった。
強がりで意地っ張りな俺は、いまだにジミナにそれを言えないんだけどね。
まぁきっとジミナのことだから気付いてるよね、笑笑
それに、毎日楽しそうに学校に通うAを見てたら、羨ましいな〜って思うんだ。
もし俺がチェ財閥の跡取りになれば、
幸せな学校生活は戻ってくるだろうか。
ジミナとAと、ジンヒョンとユンギヒョンとホソガと、
みんなで笑い合うことができるだろうか。
・
・
・
そんなことを考えていると、
突然、ガチャっと部屋のドアが開いた。
「お父様？？
って、間違えた、！！すいませんっ！！」
俺がそっちを振り返るよりも早く謝罪の言葉が聞こえて、勢いよくドアが閉められた。
…なんだったんだろう、一体。
まぁ間違えただけか。
そう言う俺も、ここ、会長の部屋だから、自分の楽屋に戻らないとマネージャーさんに怒られちゃうな〜なんて思いドアを開けると、
ガチャという音と共に、さっきの人の声が蘇ってきた。
＿＿＿＿お父様？？
って、間違えた、！！すいませんっ！！
ドアノブを捻ったままの自分の手を見つめ、
もう一度その声をゆっくり頭の中で再生した。
そんなはずない、なんで…
でも、聞き間違うはずのないその声に、俺は迷わず扉を引いた。
TH「じんにょん！！」
辺りを見回すけれど、廊下には自分以外誰もいなかった。
顔も姿も見えなかったけど、この、微かに残る無花果の匂いで確信に変わった。
このフロアの楽屋の全ての部屋の扉を開け、必死で探し回ったけど
結局ジンヒョンの姿を見つけることはできなかった。
__________
ここまで読んでくださってありがとうございます！！
そして何より、沢山のお気に入り登録、評価、ありがとうございます^_^
おかげさまで3に移行することになりました！
3は恋愛要素を大量にぶっこむ予定なので楽しみにしておいてください^_−☆
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mari(プロフ) - さやかさん» ありがとうございます！ほんとですか��(ﾟДﾟ)そう言っていただけて嬉しい限りです…（涙）さやか様のお目目お疲れ様です（´-`）.｡oO (2021年8月29日 11時) (
レス) id: 959ec050a6 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 1日で全部読み終わっちゃいそうですw今まで見た作品の中で一番面白いです！！！！！表現の仕方とか、話の流れとかも自然すぎて、！！！ (2021年8月29日 2時) (レス) id: 1b9f85f4f0 (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - kokoさん» いつもありがとうございます^_^承認させていただきました！ (2021年5月19日 15時) (レス) id: 5ebbf84312 (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - Yellow8938さん» ありがとうございます！了解です^_^ (2021年5月19日 15時) (レス) id: 5ebbf84312 (このIDを非表示/違反報告)
koko - Twitterフォローさせて頂きました!! (2021年5月19日 10時) (レス) id: 959c5b1a12 (このIDを非表示/違反報告)
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