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TH「…俺ね、Aちゃんの傷つく姿、見たくないんだ」

『…て、テヒョン、くん…、?』




TH「あの時のAちゃんすごいかっこよくて…

俺、一目惚れしたんだ、」





え…?????

一目惚れ…???

私に????


テヒョンくんが?????!?





TH「あの時からずっと君のこと好きなんだ。」





テヒョンくんの低い声が私の頭の中を永遠にぐるぐると回っている。



え、今、好きって…????









TH「Aちゃん。」





テヒョンくんは混乱する私の身体をゆっくりと離し、

鋭い三白眼で私を射抜くかのように見つめてきた。



そしてテヒョンくんはマスクを外した。






私たち以外誰もいないお洒落な坂道には夕日が差し込んでいて、

その光に照らされているテヒョンくんの顔はとても綺麗だ。









TH「…僕の彼女になってくれませんか。」





告白されて、こんなに胸がドキドキしたのは初めてだった。


初めて、告白された女の子の気持ちが分かったような気がした。








『…テヒョンくん、』





風が吹いて、テヒョンくんのサラサラな髪が横に靡いた。









『…私でよければよろしく…です、』




私がその台詞を言い切ると、

テヒョンくんの目がゆっくりと、だんだん大きく開かれていった。





TH「ほ、ほんとに!?!?」

『うん』





やばい超嬉しい!とさっきの男らしくてかっこいいテヒョンくんはどこやら、少年のようにはしゃいでいた。







TH「ねぇねぇ、テヒョンって呼んで!」

『…てひょん、?』

TH「あぁぁぁぁぁやばい!
ね、Aって呼んでいい!?」

『うん、笑』





A!!なんて言ってテヒョンは勢いよく抱きついてきた。





『重いよーーーー!』

TH「えへへへっ」









まさかのチョンA。


何の前触れもなく、イケメンと付き合うことになりました。

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作者名:Mari | 作者ホームページ:プロ野球  
作成日時:2021年3月23日 0時

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