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JM「まだ校舎にもついてないのに、こんなところで釘を刺すようで悪いんだけどさ…この学園は財力が全てだから…


先に謝っておくね、ごめんね…
僕のせいでこの学園に来ることになったんだよね…」





ジミンのその表情は、想像していた華やかな学校生活とは程遠かった。





JM「みんながいる前じゃAさんは僕といない方がいい。


そこまっすぐ行って右曲がったところが教室棟の入り口だから、!


だから…またね」





悲しそうな笑顔を見せてをして校舎の方へ行ってしまったジミンを慌てて追いかけ、その腕を掴んだ。





『待ってよ!そんなんじゃ私分かんない』

JM「だから、そこの突き当たりを右に行ったところの校舎が」

『だから分かんないって、連れてってよ!』





なんとなくだけど事情は全部察した。

こうでもしなきゃジミンは一人で行っちゃうから。





JM「…わかった」

『…ありがとう、!』





じゃあついてきて、と小さな声で言ったジミンの横を私は一生懸命歩いた。



どうやらこの学園内では一般常識が通じなさそうだ。

お金が全てみたいだから。








校舎の前にある庭園のような場所に着くと、ちょうどそこにはロータリーがあり、たくさんの人で溢れていた。

やっぱみんな、オーラが違うね…







私たちは隠れるようにして道の端っこを歩いていたが、ヒソヒソとみんながこっちを指差して話しているのが聞こえた。





____あれ、まだ退学してなかったんだパクジミン笑

____ていうかあの横の女誰?

____さあ?見たことなくない?

____成金仲間じゃね?w





聞こえてくる会話の内容のレベルが、それはまぁ低いこと。


言い返してやろうと思って立ち止まると、ダメダメ!とジミンに腕を引っ張られた。

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作者名:Mari | 作者ホームページ:プロ野球  
作成日時:2021年3月23日 0時

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