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JN「そ、それにしてもAさん、よくこの場所が分かったね!」
『あー、半分迷子なんですけどね…』
JN「えっ、?」
『え??』
王子は驚いたような顔をして私の顔を覗き込んでくる。
迷子だなんて馬鹿だな、って言いたいのか!!
この学校が広すぎんだろ!!
『すいませんね、方向音痴で。』
JN「…君もここに迷ってきたの??」
『それ嫌味ですか??』
やたらと迷ったことに突っかかってくる王子。
そんなに迷子だと笑いたいんですかーー!!!
JN「ヤー全然そんなんじゃないよ!
でもさ…
前もいたんだよね、迷ってここに辿り着いた人がさ…」
遠くのとある一点をを見つめながら懐かしそうに呟いた王子の声はとても小さかった。
その一点__あの花壇に、何か思い出深いものでもあるのだろうか。
それも、どちらかというと悲しいものが。
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