How You Dare？【JN】 (ページ33)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:182,317 hit

33 ページ33

次の日、ジミンと仲良く徒歩登校し、

キムソクジン氏がいる確率が高いとかいう、サロンとやらに繋がる階段の下に来た。

JM「ちょ、そんな勝手に入っちゃダメ！！」

ジミンには必死にひきとめられたが、

階段の下で騒いでいると、キムソクジン氏ではない人が頭をかきながら上から降りてきた。

YG「…まじ朝からうるせぇよ何だよ」

この冷た～い感じは、昨日のあの目つきの悪～い男か。

『おはようございます。
あの、キムソクジンさんいますか？』

YG「は…？」

JM「…だからAさん！！そんなに簡単に話しかけちゃダメだって…っ！！」

YG「…ここにはいないけど。」

その人は私とジミンを不思議そうに見つめながら、気怠そうに答えた。

『あー…じゃあ今どこにいるとか分かりますか？』

YG「さぁ？
あいつん家の車見たから学園には来てるはずだけど。」

『わかりました！ありがとうございます！！』

何だ、普通に教えてくれたじゃん。

見た目に反して意外と優しいじゃないか、感動。

YG「…探しに行くのか？」

『はい、なるべく早く返したいんで』

YG「じゃあ女、お前1人で探せ。」

え？？

突然そんなことを言われ、頭にハテナを浮かべると、

その人はジミンの方に目を向けた。

それも、もっと怖い目つきで。

YG「…パクジミン、お前は絶対行くな」

色の無い瞳で力強くそう言った。

そんなにジミンに行かせたく無いのだろうか。

チラッと横目でジミンを見ると、ジミンもまた厳しい表情をしていた。

え、この2人、因縁でもあるの？？？？

YG「分かったならとっとと出てけ」

やっぱ怖いわこの人。

そんなことを考えていると、

突然ジミンに腕を引かれ、この人から逃げるようにして校舎に向かった。