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5*樹side ページ5
樹side※
やばっ！
やば、やば、やば、、、、
携帯 忘れんとこだったわ〜！
て おい!!
あいつら 先 帰ってんし、冷たっ！
急げ〜〜！！！
スピードアップで 走り出したら
突然 ふらっ と スライドした 人影
え？！まじかっ！！
うわっ!!
止まんね〜〜！！！
【ドンッ!!】
咄嗟に 手をまわして
その子を 支えた
＿＿のに？
あれ、？
全く動かない？？
え？
え？
何？
何？
生きてる？？！
とりあえず
声をかけてみた
「・・大丈夫？」
声の震動で 目の前にある
セミロングの髪が
ｻﾗｯと 肩から 流れた。
急に 生き返った？彼女は
直立不動で 首を何度も ふってる。
…ははは…
たぶん ビックリして
声でないのかな… 焦ってるし
『すみませんでした…』
やっと 声を出して
頭を下げた 彼女の顔が
一瞬 見えた…
え？
俺的には
ぶつかった時よりも
衝撃 大きいんですけど・・！
でも
今日は これ以上
この子を 怖がらせないように、
ここは 笑顔で 立ち去りますか♪
ネクタイは…
1年生ね…！
―ねえ…
君は 何故
心を 閉ざして いるの？―
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作者名：一重梅 | 作成日時：2017年2月8日 9時
