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39* ページ39

急いで通りすぎ 棚の本をみて行く。



1冊の目に止まった本に

手を伸ばしたけど 届かない。





すると 後ろから

ふわっと 大人でセクシーな香り 、

と同時に 伸びてきた手が本を取った。






スッと差し出された本





『ありがとうございます』


すぐに、離れようとすると、

「…あいつら」



『え？』

「君の教室 行かなかった？」

『………は…い…』


首を曲げ 作り笑顔で 答えを待ってる。




(何て言おう…)









「もしかして…逃げてきた…とか？」



鋭すぎる！顔が硬直するのを感じた。

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作者名：一重梅 | 作成日時：2017年2月8日 9時

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