この手は離せない 2 (ページ7)

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CHANGMIN side

HC｢……なぁ…なんか他のﾃﾞｻﾞｲﾝねぇの？｣

ﾕﾉﾋｮﾝにＴｼｬﾂを借りて
Aの涙でｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬになってしまった服を着替えたﾋﾁｮﾘﾋｮﾝがﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言ってる･笑

YN｢ﾋﾁｮﾙは何着ても似合うからﾀﾞｲｼﾞｮｰﾌﾞだよ～♪｣

HC｢…………まぁな。｣

ﾌﾟｯ…満更でもなさそう･笑

Aはﾕﾉﾋｮﾝのﾍﾞｯﾄﾞに寝かせて全員ﾘﾋﾞﾝｸﾞに集まった。

KI｢Aは？ちゃんと寝たか？
ｱｲﾂ、明日の朝目ぇ開かねーぞ、きっと･苦笑｣

YN｢そんな泣いたのか…
怖かったんだな…可哀相に…｣
ﾕﾉﾋｮﾝが辛そうに言った。

HC｢泣いたのは多分違う理由。
ﾕﾉ…ｱｲﾂあれから何があった？もう観念して喋れよ。｣

そう…Aのあんな姿を見てしまったら、ﾎﾞｸ達はもう知らないﾌﾘは出来ない。

YN｢……はぁ、そっちか…
実はｵﾚも全部知ったのは最近なんだ…｣
ﾕﾉﾋｮﾝはため息をついて話し出した。

YN｢あの事件の後Aがいろいろ怖がってたのは知ってるだろ？｣

CM｢確か…独りでいられなくなったって…特に夜がﾀﾞﾒでしたよね？｣
しばらくは外にすら出られなかったと聞いている。

あの事件はﾎﾞｸ達が地元を離れたことを後悔した唯一の出来事だ。

YN｢そう…他には匂い…ﾑｽｸ系が苦手になって。後は…ｺﾞｰﾙﾄﾞのﾈｯｸﾚｽ…｣

HC｢ﾁｯ…あの男の記憶か。｣

YN｢…あの時Aは恐怖で動けなくて…目の前のﾈｯｸﾚｽを見詰め続けてたって…｣

その場を想像したであろう全員の顔が歪んだ。

KI｢あ～…ﾏｼﾞでむかつく！
ｵﾚがこの手でぶっ飛ばしてやりたかったぜ！｣

ｶﾝｲﾝﾋｮﾝは目の前のﾃｰﾌﾞﾙを殴っていた。

Aに手を出したその男は、属していたﾁｰﾑごと
ﾐﾝｿｸ1人に一瞬にして潰された。。

YN｢直後から少しの間、Aはﾐﾝｿｸ以外の人を受け付けなくて
ﾐﾝｿｸが片時も離れずそばにいたらしい。
それがある日突然…｣

HC｢ここを離れたい…か。
そう言い出した原因、ｵﾏｴなら掴んでんだろ？｣

ﾕﾉﾋｮﾝは少し考えた後、諦めたように言った。

YN｢ここからはいくら聞いてもﾐﾝｿｸは話したがらなかったんだけど
最近やっと話してくれた。
………多分、みんなが想像してる通りだと思うよ…｣

そう、皆だいたいの想像はついていたんだ。

KI｢やっぱり女か…｣

ﾕﾉﾋｮﾝはため息と共に頷いた。