愛してる 過去編 ページ16
俺が12歳の頃、妹が生まれた。
俺が、抱っこをすると、ヘニャって笑って。
天使が落ちてきちゃったのかと思ったぐらい可愛くて。
それと同時に、自分の妹の呪力量に怯えた。
こんな強い子が生まれるのはいつぶりだろう、
だけど、父も母もこの子を愛しはしなかった。
もちろん俺も愛されては無かったし、愛されようとも思わなかった。
でも、六眼と無下限呪術のおかげで必要とされていた。
だけど、妹は違った。
六眼こそ持っていたものの、術式は全く持っていなかったし、
莫大な呪力をもった化物と言われ、俺以外近づく者はいなかった。
Aが6歳、俺が18歳の頃、初めてAの前で無下限を使った。
その1週間後、Aが一人で未登録の特級呪霊を倒したと連絡があった。
元々Aの呪力欲しさに近付く呪霊は沢山いたから驚きはしなかった。
ただ、呪霊の倒し方がいけなかった。
Aは、使えるはずのない無下限呪術を使った。
「A、なにしたの。なんで使えたの。」
俺は沢山問い詰めた。そしたら、静かに言った。
『…お兄ちゃんがしてたの見たら、私も出来るようになった…。』
と。
その瞬間、俺はAの術式を理解した。
コピー。
自分が見た術式ならなんでも使える、…天才だった。
少なくとも8歳までは、俺も妹に積極的に呪術を教えたし、
才能大好きな親も、Aを愛してるフリをしていた。
8歳6ヶ月頃、Aが倒れた。
1級呪霊と戦っている際、呪力の使いすぎで血を吐いた。
…今で言うのなら、2年乙骨憂太が代償のないコピーだとする、
そしたら…。
Aは代償のあるコピー。
呪力が無くなれば、Aは死ぬ。
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カラメルプーリン - 、、、、好き。(真顔) (2021年1月9日 18時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
れいなそん - スコスコスコスコスコスコ (2021年1月9日 16時) (レス) id: c1e8aa71c4 (このIDを非表示/違反報告)
saorihikirina(プロフ) - めっちゃ面白いです!この話好きすぎる!更新頑張ってください! (2021年1月9日 14時) (レス) id: 7f43213296 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - あっ、夢主にプリンを作らせてみたい…きっと爆発させてくれる! (2021年1月9日 13時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
しゃらん(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!これからもこの作品をお願いします! (2021年1月9日 12時) (レス) id: 9973a6588a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃらん | 作成日時:2021年1月8日 23時