Fun run−3 ページ28
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2人でたわいもない話をしながら大人ランチを食べ終わって
「じゃーーん」
なんて効果音を歌いながらケーキを冷蔵庫から出す。
小さめにカットしたチーズケーキの周りに小さくカットした幾種類かのフルーツを盛りつけておいた。
二宮「俺、チーズケーキ好きって話したっけ？」
先生がちょっと目を見開いてびっくりしたような声で聞いてくる。
「ケーキの好みは実習中に大野先生に聞いたんです。」
コーヒーを淹れながら話す。
「そんなに召し上がれないだろうなと思ったんですけど
お誕生日はやっぱりケーキがないと寂しいかなと思って」
そっとコーヒーのカップをテーブルに置いた。
二宮「A、歌ってよハピバの歌」
えっ？！
「それは………ひとりでそれは恥ずかしい！」
そう言ってみたけれど
二宮「いいじゃん、俺しか聞いてないし。俺今日誕生日なんだから」
そんなこといって押し切られてしまった
二宮「(笑)、緊張してたの？」
私がこわごわ歌い終わって
ろうそくの火を吹き消した先生がくすくす笑いを腕で隠しながら楽しそうに言う
「だからイヤっていたのに」
私は歌が得意じゃなくてでも音程が外れたことはわかってて
そんなところをなんで今日、先生に見られなきゃいけないんだろうと思うと
恥ずかしくてなんかちょっと悔しくてクッションに顔をうずめた。
二宮「ごめん、ごめん(笑)」
何度か先生が謝ってくれて
頭を撫でられるのが感じられて
でも私は小っちゃい子みたいに気持ちがひねくれたままで
二宮「ほら、A」
その声に顔を上げたら先生がケーキに添えられていたチェリーを指でつまんでいた。
二宮「あーん」
そう言われるとつられて口をあけてしまう
口にそっと滑り込んでくるチェリー
先生の指が下唇をなぞってから離れる
「甘い」
それは甘酸っぱくてみずみずしくてとても美味しい
でも薄く透明な先生の目に見つめられて
その目に魅入られたように味なんてすぐに感じられなくなった。
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グクとともに(プロフ) - 今更感なんですけど感想をさせていただきます。悲劇のヒロインかよっとムカつきながら見てました。あと浮気彼氏と別れてから告白せぇよ！っとまたここでも主人公ちゃんにむかっ！としながら見てましたでも付き合えてよかったです (9月2日 0時) (
レス) @page26 id: 53881abcf1 (このIDを非表示/違反報告)
雪月(プロフ) - 梨沙さん» 梨沙さん！（爆笑）もーー！ナイスBBAコメントありがとうございました。私も霞む目を騙し騙し書いております。来年も書けるかなぁという不安はありますがとりあえずもう少し頑張ります。 (2015年6月21日 16時) (レス) id: 7b17d49fcd (このIDを非表示/違反報告)
雪月(プロフ) - 咲さん» 咲さん、コメありがとうございました。そーなんですfun runは後からおまけで付け足しました(笑)何となく甘いものを書きたくなったので( ´艸｀)お楽しみ頂けてるとほっとします。良かったらまた遊びにいらして下さいませ (2015年6月21日 16時) (レス) id: 7b17d49fcd (このIDを非表示/違反報告)
雪月(プロフ) - kukuさん» kukuさん初めまして、でもお名前だけは拝見してました(笑)もちろんタメ口でどーぞです。大人ランチは味覚がお子さまな二宮さんのためにという私の母心です、彼女心でもある？(笑) (2015年6月21日 16時) (レス) id: 7b17d49fcd (このIDを非表示/違反報告)
雪月(プロフ) - a-yunさん» こんな可愛いオンナノコいないよ…と思いつつ夢小説だしなにせあの二宮さんが恋に落ちる人だから素敵な人をってことであんな感じになってるんですよー。こんな感じですがまた遊びにいらして下さいませ (2015年6月21日 15時) (レス) id: 7b17d49fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=verbena
作成日時：2015年6月12日 1時
