･触れる温度※ ページ28
･
屋上で孝の膝の上に抱かれながら,校庭から聞こえてくる音楽を2人で聴いていた。
背中から伝わる体温が,俺の心臓をより一層速めている事を当の本人は知らない事だろう。
友「なぁ…孝」
振り返ると孝の顔が近くにあって,近付ければキスが出来そうだった。
だが俺は"それ以上の事を求めていた"
孝の手をそっと自分の服の中へと入れると,孝が驚いた様子で手に力を込め振り払った。
孝の方へ向きを変えると,僅かに照れている表情が見れた。
孝「友也…」
さっきよりも熱を帯び手を,胸の上に持っていくと激しくなっている鼓動を聞かせる。
友「…お願い,触ってよ」
甘えるような声で孝を誘う。
孝「…手加減するつもりはない,それでもいいか？」
コクっと頷くと,互いの唇を重ね舌を絡める行為を繰り返した。
水音がやたら聞こえるのは,互いがちゃんと愛し合っているのかを確認するように思えた。
友「孝ってキス好きなの？」
孝「…そう言う事は聞かないでくれ」
孝の手がゆっくりと素肌を滑ると,胸の突起を摘まれる。
突起を引っ掻いたり口に含む行為に,自分から出た声とは思えない甘い声が零れる。
友「あっ…んんっ,はぁ…ぅんっ!!」
始めてだとは思えない孝の手つきに翻弄されながら,身体を反らし声を我慢出来ずにいた。
孝「友也の声,可愛い…もっと聴きたい」
羞恥で更に身体が暑くなり,孝からもらう行為に俺はただ身を委ねていた…
ーーーー
昼間のメイド服姿の雪に,すっかり理性を保てずにいた俺は夜の教室で雪を抱いていた。
春「ごめん雪…嫌なら逃げてもいいから」
相手に選択させるのは卑怯だって分かってる…
自分の欲で雪にこんな事をするのは,あの時の先輩達と何ら変わらない。
"でも君に触れたい"
雪「…春になら何されてもいいよ」
背伸びをして俺の唇に触れると,そのままキスを繰り返した。
メイド服をゆっくりと脱がし,露わになった白い肌に軽く口づけしていきながら小さな蕾に触れていく。
声を我慢するように唇を強く噛む雪にキスをすると,無理矢理口を開かせる。
春「雪の声…聞かせて」
雪「は…る,あっ!!んっ…」
恥ずかしさで顔を覆いながら,可愛く声を上げる姿に思わず自分の制御を忘れてしまう所だった。
潤んだ瞳が俺を見る。
"もっとしてほしい"とせがんでいる様に錯覚させる。
暗い教室で2人だけの気持ちいい声が,行為をより昂ぶらせた…
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B民(プロフ) - 中途半端な愛さん» コメントありがとうございます,今後の2人の展開を楽しみにしていてください♪ (2019年2月3日 1時) (
レス) id: 572b3d69bd (このIDを非表示/違反報告)
中途半端な愛 - 夏月たちがどうなるのか気になります！ 読んでいて感情を揺さぶられる作品で、、、最高です。最高。 更新頑張ってください！ (2019年2月2日 23時) (レス) id: 55fb495860 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：B民 | 作成日時：2018年7月24日 20時
