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阿部side









俺が働いている学校に唯一俺に堕ちない女子生徒がいる。









篠原A。いつも隣には京本大我という顔が整っていて金色の髪の毛をしたイケメンがいる。









其奴のことが好きだからなのかなって思ったけどそんなこともなくて。









だからか堕としてみたくなったんだよね。









最初の作戦はA以外の女子生徒だけに声を掛けて遊ぶこと。









実行してみるものの俺が満足するだけであって、むしろ辞めろって注意をしてくる。









遊んでみるのが楽しかったあまり未だに続けている。









俺ってこんなに黒い性格だったかなって。遊ぶだけ遊んで脅して最後は捨てる。それが俺にとっての快感であり唯一のストレス発散法だった。









別にこれに関して後悔しているわけではない。むしろ楽しんでる。絶望に満ちた顔を見るだけで快感になる。









ただ何を仕掛けてもAはまともな解答しかしてこないし俺を見るわけでもない。むしろ避けられてる。









まずは隣の京本大我を排除するべきなのか ..









家に帰ってからも俺はAを堕とす方法をずっと考えていた。









相手は生徒。そんなことも忘れるくらいに俺の頭の中はAでいっぱいで。









でも決して恋心を抱いているわけではない。俺に堕ちない女を見るのが初めてだったから堕としてみたくなっただけ。









これはただの " 実験 " だ。

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作者名:まるちーず | 作成日時:2020年9月2日 11時

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