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あなたside
佐「俺のこと怖い?」
「怖いっていうか .. 大我以外の男子と喋ったことなくて。」
佐「大我 .. ね。ま!これからは俺とも仲良くしよーよ?」
小さく大我の声を呼びながらも急にテンションが変わって。ほんと先が読めない人だなあって。
「教室戻りませんか?時間 .. 」
佐「うっわ、また阿部ちゃんに怒られるわ。じゃ!」
そう言い残して走って教室に戻っていく佐久間くん。
「おはよ、大我 .. って寝てるし。」
教室に戻れば隣の席の大我が机に伏せて寝ている。
「大我、起きて。」
京「 .. ああ、A。今来たの?」
「いや、阿部先生に話しかけられた。」
京「うわ、気の毒じゃん。」
って他人事のように笑っている大我。
「笑い事じゃないし大我もなんか言ってよ。」
京「なんて言うの。」
「Aに近付かないでくださいって。」
京「なにそれ、彼氏みたいな。」
「そんなんじゃないから、ただ迷惑なの。」
京「ほんと苦手だよねAって阿部ちゃんのこと。」
「当たり前じゃん。無理。」
やっぱ無いよね、有り得ない。
松「おはよー。出席取んぞ。」
大我としばらく話していると松村先生が教室に入ってきた。
松「休み無しね、じゃあ1時間目準備して待っといて。」
最低限のことだけを済ませて即座に教室を出ていく。
「私は、松村先生派かな。」
京「へえ、意外。」
そう反応してからまた机に伏せて寝始めた大我。
ほんとすぐ寝るよね .. と思いながら私も同じように机に伏せて授業が始まるまでの間、寝始めた。
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作者名:まるちーず | 作成日時:2020年9月2日 11時