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京本side









気になっていることを聞けばあからさまに動揺するA。









これはなんかあるなって。









でもAの好きな人って誰だろう .. 俺に恋愛感情を抱いてないことは確かなんだけど。









まさか阿部ちゃん?..な訳ないか。









むしろAは阿部ちゃんのことを嫌ってるし。









なんて考えていると突然後ろから抱き締められるような感覚がした。









Aがそんなことするはずないのは知っているから









 「突然抱き着かないで、さっくん。」









佐「きょも〜、何冷たいじゃん。」









 「不審者と思われるから。」









手でAの方に視線を向けろと訴えれば ..









佐「あ!三次元の嫁!!」









あ「は?」









ああもう馬鹿なのかな .. さっくんは









佐「は?なんで?きょも知り合いなの?!」









 「知り合いも何も幼馴染みだし。」









佐「ええ〜?!知らなかった!」









さっきから煩いんだよね、ここ道路だし。









久々に会ったと思えば変わってないし。









 「今どこ高なの?」









佐「○○高!」









あ「え?一緒じゃん。」









あーそっか、一個先輩だから会う機会が無かったのか。









 「家は?」









佐「色々あって一人暮らしなんだよなあ〜。」









 「俺んとこ来ればよかったのに。」









佐「あの荷物だよ?いいの?」









あーそうだ、さっくん極度のアニヲタなんだ。一夫多妻制だし。









 「1人で鑑賞してる方が楽しいか。」









佐「俺の嫁に目移りされたら困る!」









あ「 ..あのさ、誰?」









.. あ 、忘れてた。紹介してなかったや。









 「俺の幼馴染みの佐久間大介。さっくんでいいんじゃない?」









あ「なるほどね。」









佐「久々に会ったんだしこれから学校で見かけても声掛けてよきょも!」









 「すれ違ったら掛けるかも。」









そこでさっくんとはお別れして家へと帰る。

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作者名:まるちーず | 作成日時:2020年9月2日 11時

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