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あなたside
次の日、学校に行くと松村先生に急に呼ばれた。
松「 .. なあ、A。今から言うこと驚くなよ？」
「 .. なんですか？」
松「 .. 阿部 ... 阿部がこの学校を辞めた。」
.. え？なんで？
頭の中が真っ白になった。
好きじゃないはずなのに、苦しくて辛くて涙が止まらない。
松「これが阿部の出した答えだよ。」
「 .. 何処 ... 何処ですか！！阿部先生 .. 」
松「生徒と教師が結ばれるなんてあり得ないんだよ .. 」
分かってる、そんなこと ..
松「 .. でも ... 」
松村先生は突然しゃがみ込んで私の耳元である一言を言った。 .. その瞬間私は走り出した。
松「 .. まだ遠くに行ってないと思うよ。」
そう呟いてる松村先生には気付かずに。
ある場所から飛び出して靴を履いて追い掛けようとすると ..
京「 .. A ... ！行くな .. っ ！！」
「 .. お願い、大我。離して .. 」
後ろから大我に抱き締められた。
京「 .. 俺が ... ずっと傍に居るから。.. ねえ、俺から離れないで。俺はずっと .. 好きだったんだよ。」
「 .. ごめんね、大我。.. 大我の気持ちには答えられないや ... 。」
京「 .. そっか、分かった。なら早く行ってこい。」
そう言うと大我は離してくれた。.. ほんといい幼馴染みを持ったなって。
大我から離れて私はまた走り出した ..
「 .. 阿部先生 ...！！」
阿「 .. A、なんで ... ？」
" 世の中に好きになっちゃいけない人なんて居ないから "
松村先生、ありがとう。.. 私、ちゃんと伝えてくるね。
.. 大我、私を好きになってくれてありがとう。大我は私にとって " 大切な幼馴染み " だったよ。
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作者名：まるちーず | 作成日時：2020年9月2日 11時
