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あなたside









家に帰っているとベランダから大我が声を掛けてきた。









急いで家に入って私も同じようにベランダに行く。









 「たーいが!」









京「帰ってくんの遅かったね。」









 「松村先生と話してたの。」









京「 .. あそ、阿部ちゃんは?」









 「帰ろうとした時に来た .. かな。」









そう言うと大我は何故か寂しそうな顔をした。









京「Aさ、俺から離れないでね。」









 「どうしたの急に。」









京「 .. 別に。」









 「大我はさ、なんで私と一緒に居てくれるの?」









京「 .. え?」









 「大我モテてるじゃん?ほら、恋愛とかしたらいいのになって。」









京「俺はAの傍に居たいの。」









そう真っ直ぐ見詰めながら伝えてくるから









 「 .. ば、馬鹿言わないでよ ... 」









恥ずかしくなって私は部屋に戻ってしまった。









京「何あれ、可愛いんだけど ... 」









そんなこと言っている大我にも気付かずに。

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作者名:まるちーず | 作成日時:2020年9月2日 11時

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