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京本side









ご飯を食べてゆっくりしようと自分の部屋にあるベランダに出れば帰ってくるAの様子が見えた。









遅くね?こんな時間まで何してたんだ。









 「A〜!!」









あ「大我!ただいま〜!」









Aは昔から家が隣同士の幼馴染み。









初めて会ったのは確か3歳の時。









よくいう御近所さんの挨拶的な感じでAは俺の家に来た。









そこから俺らはよく遊ぶようになって。









同じ小学校、中学校へと通った。









高校は別々になる予定だった。.. でも気付けば俺はAを好きになっていて。このまま離れたらAが離れるんじゃないかって思って俺もAと同じ高校を受けることにした。









そしたらまあ奇跡的なことに1,2年とも同じクラスになった。









案の定、Aはモテモテだった。









毎日違う男が近付いて来て、俺はそれを阻止してた。









そんな俺を周りは " 幼馴染みの過保護 " って









別にどうでもよかった。Aが俺の傍にさえいてくれれば充分だった。









Aが俺のことをなんとも思ってなくても俺は好きだから、Aに彼氏ができるとか信じたくなくて。









だからずっとずっと守って来たのに。









" 阿部亮平 " という教師が現れて









少しずつ俺らの日常が変化していってしまったのだ。

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作者名:まるちーず | 作成日時:2020年9月2日 11時

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