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佐久間side
Aちゃんが逃げるように去っていってその後を追い掛けたきょもを俺はただ見詰めていた。
その場に残ったのは俺と阿部ちゃんで。
「本気で好きになっちゃったんだ。」
阿「な訳あるかよ、ターゲット。」
「隠しても無駄だって、顔に書いてるよ。」
阿「教師だから俺。」
「なんだよそれ。遊んでるくせに。」
阿「Aは別なの。」
「別って何。今までそんなの無かったじゃん。」
阿「分かんない、ただ別なの。」
ほんとよく分かんないな阿部ちゃんは。
" ターゲット " として見ているのか、" 一人の女 " として見ているのか。
「きょもは本気だから。」
阿「分かってるよ、ってか佐久間もでしょ。」
「気付いてた?..でも俺はいいよ。」
阿「諦めるんだ。」
「好きな子には幸せになって欲しいから。」
阿「ふーん。」
「俺には嫁がいるんで!!」
そう、俺には嫁がいるから。っても二次元なんだけどね??
まあでも本気で好きになったのが初めてだから。
幼馴染みのきょもが好きだって知ったから俺は応援する側に回ろうと思って。
佐久間は相談相手になるでやんす!!
通常運転の佐久間でいくでやんす!!
ってくらいの気持ちじゃないとこの気持ちは消せなさそうだな .. 。
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作者名:まるちーず | 作成日時:2020年9月2日 11時