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あなたside









佐「Aちゃん、おはよう!」









 「あ、佐久間くん!おはよう。」









佐「あれ、きょもと一緒に来てないの?」









 「あーなんか阿部ちゃんに呼ばれたらしくて。早く行きました。」









佐「ほー、なるほどね。じゃあ俺と行こう!」









 




 「 .. え?ああ!ちょっと待ってください!」









佐久間くんは私の手を掴んで突然走り出す。









 「ね、佐久間くん待って!」









佐「 .. ああ、ごめんごめん!」









私の声に気付くと佐久間くんは止まってくれた。てかどんだけ足速いの。






 









佐「Aちゃん、全然息切れてないよね?」









 「陸上部だったんです、中学の時が。」









佐「そういうことか!あ、着いたよ!!」









佐久間くんと話していると学校に着いた。下足室まで一緒に行って、履き替えて。二人で大我のいる場所へと向かう。









佐「ねえ、俺見られてない?」









隣で歩いている佐久間くんがそう聞いて来た。確かに見られてる感じはある。







 









 「佐久間くんがかっこいいからですよ。後髪色、目立ってるからじゃないですか?」









佐「え?あ、Aちゃん今かっこいいって言った!ええ待って嬉しい!」









 「佐久間くん、うるさいです。」









" ごめん〜 " って可愛く謝ってくる。やっぱどこか大我と似ていて。









佐久間くんと他愛のない会話をしていると大我が居る予定の " 生徒指導室 " に着いた。









阿部先生が生徒を呼び出すと言ったら大体ここなんだよねと思いながらも扉を開けようとする。

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作者名:まるちーず | 作成日時:2020年9月2日 11時

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