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『煉獄さ〜ぁん?!!』



私が煉獄さんの御屋敷の門の前でそう叫ぶと、横に居た無一郎君がぐっと顔を顰めて、



無一郎「静かにしてよ。
  こんな所で叫んでも煩いだけ…、」



なんて溢す。



煩いなんて失礼な、煉獄さんは私の声を聞くとすぐ駆けつけてくれるんだっ。



きっと今回も…



煉獄「うむ!!時透妹!!」



『ほら!!!来た!!!』



あ、思わず本音が…。



無一郎「……、煉獄さん、幾ら僕の妹が
  可愛いからって、そういうのは…。」



煉獄「確かに!!時透妹は綺麗だな!!!」



煉獄さんはそう言って、はははと笑い始めた。



……、2人で話しているところ悪いけど…。



2人で話している所を私が眺めるために来たんじゃないんだ…。



『煉獄さん、薩摩芋の炊き込み…』



煉獄「作ってくれたのか!!!!
  嬉しい限りだな!!!」



それにしても、薩摩芋の炊き込み、で分かるなんて、よっぽど炊き込みご飯がお好きなんだな。



もしかしたら、炊き込み葡萄(?)かも知れないのに。



きっと美味しくないなぁ…。



無一郎「○○、しょうもない事
  考えてる暇があるなら、
  これ、さっさと渡していいかな。」



『しょうもない事とは限らないでしょ…!?』



無一郎「はい、煉獄さん。
  炊き込みご飯。」



煉獄「うむ!!!確かに受け取った!!
  ありがとう時透!時透妹!!」



無一郎「うん。どういたしまして。」



『勝手に話進めないで?!?!』



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はぁ…、無一郎君が勝手に渡しちゃうから…。



特に私が話すことも無かったなぁ、
無一郎君だけで行ってもらっても問題無かったかも…。



無一郎「そんなにガッカリする事無いでしょ。
  ○○は柱合会議にも呼んでもらえるんだから、柱達とは幾らでも話せるじゃん。」



私は柱の皆さんが任務で怪我をなさった時に、別の御屋敷で手当をする…、



謂わば『柱専用蝶屋敷』みたいな物だろうか。



私は霞柱の妹なので!

霧屋敷と呼んでいます!!!



この事を無一郎君に伝えたら、

「霞と霧は同じじゃないでしょ。」

って呆れられました。悲しい。



(霞柱の妹なら霞屋敷にすればよかったのに。
  by.無一郎

 霞屋敷って言い難いでしょ。 by.○○)
 

七→←伍



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作者名:つっきい。 | 作成日時:2023年5月4日 12時

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