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十七 ページ19

も、もし本当に幽霊だったらどうしようか。



専門の人に御祓いでも頼もうかな?!



でも幽霊じゃなかったら専門の人に迷惑だし……、



もしかして鬼?!?!



無一郎君居るから鬼だったら倒してもらわなきゃ………、



でも何もしてこない人畜無害な幽霊だったら可哀想だよね?!?!



あ、でも幽霊なら刀通らないか…。



考えれば考える程、本当に幽霊…?としか思えなくなってしまう。



鬼が見せている幻覚…?



いや、え…????



わ〜〜っ、もうおしまいだっ……!!!



頭がぐっちゃぐちゃ……、



もしかして…



もしかしてっ…!!!



有一郎兄さん?!?!?!!!



それならまぁ辻褄も合う(はず)…?



だって無一郎君死んでないから幽霊なんて出る訳ないよね…………、



凄く今更だけど…。



え、有一郎兄さんなのかな?!?!



無一郎「ねぇ、本当に疲れてるんじゃないの?
  何風呂場の前で考え事してるの?」



……はしゃいでた私も無一郎君と同じだ…。



『ごめん、ちょっと…。
 今入るね、ふろふき大根は明日また作るね。』



無一郎「うん、
  ふろふき大根はそれで良いんじゃない?」



『それで良いんじゃないって………。』



そんな他人事な。



食べるのは無一郎君なのに…。



っていうか作らせておいて他人事なのは良くないと思うよ…!!!



………言い出しっぺは私だけど…。




『うん…。
 取り敢えずお風呂入るね。』



無一郎「…行ってらっしゃい。」



うん…、の間が気になったのか、ちょっと拗ねてたけど…。



仕方無いよね!!!



無一郎君が変な誤解してたお陰でお風呂にも入れなかったし!!



ふろふき大根に関しては完全に他人事だし!!



有一郎兄さんの件も気になるし!!!!



疲れちゃったんだよきっと!!!!



ゆっくりお風呂入ろ………、そして今日はもう寝よう。

疲れた…。



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なんかこれ、短編集みたいな感じですね。
話題の違うお話をそれぞれ纏めてる感じ。

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作者名:つっきい。 | 作成日時:2023年5月4日 12時

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