花屋の店主は実は公安警察 5

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A｢この施設は行方不明の子供達がいる可能性があります｣

｢制圧、保護しに行きます｣

＜諸伏｢無茶するね、キミは｣＞

諸伏さんは笑いながらすぐ追いつくよと言った。
電話を切ると先に進んだ。






…ガチャ。
扉を開けるとすすり泣く声でいっぱいの部屋に辿り着いた。子供たちだ。

A｢静かに聞いてね、私は警察よ｣

大丈夫、大丈夫と言いながら拘束テープを切っていく。
後で警察のお兄さんが来るのを伝えて物陰に隠れるよう指示した。
子供たちの安心もつかの間、手下が部屋に入ってきた。

手下｢貴様、何をしている｣

銃を突きつけられ辺りはパニック、こうなったら100%不利だ。大人しくついて行くしかなさそう。

A｢子供たちには手を出さないで、ちゃんとついて行くから｣

手を後ろに拘束され頭に銃を突きつけられて部屋を出る。何か良い策はないかな。
辺りを見回していると棒のようなもので叩かれた。

手下｢支配人が待っている、ゼクト｣

私は場所を知らせるために子供たちを残した部屋にスマホを置いて来たので何か目印をと腕に切り傷を入れた。
こんな事すると怒られるなぁ。

施設を進むととある一室に連れてこられた。

支配人｢前と同じ変装顔なのは助かるよ、ゼクト｣

A｢ボスの残党が日本で何をしているの？｣

支配人｢君たちと似てる事さ｣

彼らは薬の開発をしていた。APTX4869がほぼ完成したと情報を手に入れた彼らは開発の資金集めとして子供を誘拐していた。

A｢悪趣味なこと｣

支配人｢同類さ｣

｢だが君に会えるなんて思わなかったよ｣

ボスのカタキだと銃を向けてきた。
私も銃を向ける。

パリン！

天井の小窓のガラスが降ってきたので見上げる。
諸伏さん…と思いきや少年だった。

コナン｢おねえさん！無事？！｣

どうやったら天井の小窓に辿り着くのか不思議でならなかったけど目線が彼に集まったおかげで隙が出来て支配人を拘束することが出来た。

A｢手を挙げなさい！さもなければボスを撃つわよ？｣

手下は大人しく手を挙げて伏せた。

コナン｢大丈夫？｣

A｢ありがとう、よく場所がわかったね｣

コナン｢手首切ったんでしょ？意図的に血を垂らしている感じがしたからおねえさんかなぁって｣

探偵ごっこしているだけある。色々と鋭い。
凄いね、と褒めていると…






手下｢支配人！｣

支配人｢やれ！｣

タイマーが作動した。

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