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降谷「これはこれは、どっかの松田が嫉妬しそうだな」
松田「許す」
私は2人に飛び付いていた。
彼らは目の下にクマがあり急いで来てくれたのが伺える。
諸伏「Aが無事で本当に良かった」
降谷「ありがとう」
2人のコーヒーを準備して手渡す。
彼ら4人は喧嘩後というのもあって空気は気まずさが漂っていた。
A「すっごい現実離れした話があるのだけれど聞いてくれますか?」
本当に言って大丈夫かな…不安はたくさんある。
私が見た世界は降谷さんは敵かもしれない、諸伏さんはわからない。
萩原「大丈夫だよ、俺らの妹ちゃんの事だから信じてるよ」
話を少し聞いている萩原さんが肩に手を置いてくれる。
松田「話したら何かが繋がるかも知れないしな」
2人に背中を押されて私は話をした。
そこに私が推理する過去、未来に行き来する方法も話した。
降谷「命の危機…か」
それは未来の諸伏さんが私にした「帰りたいか?」の後にした行動。たったそれだけで推理するのは材料があまりにも無さすぎると案の定言われた。
トリガーはわからない。
松田「本当なら尚更未来に行かせられないな」
静かに松田さんが言うと他3人も頷いた。
諸伏「オレたちにとって君は大切な人だからね」
萩原「この5人みんなAちゃんに出会わなければつまらない人生だったと思うんだよねー」
とても意味深な顔で萩原さんが言うので降谷さんが教えてくれた。
降谷「僕たちはよく変な夢を見るんだ」
これも聞いてくれるか?と言うのではいと答えた。
その夢は私が居ない世界で、萩原さんを最初に松田さん、次に諸伏さん、伊達さんの順番に殉職する世界。
そのシチュエーションは私もよく知るもので、降谷さんが生き残る夢。
降谷「萩の墓前で段々と人数が減っていくんだ」
松田「観覧車に1人だから生きるのを諦めて電子板を眺めていたよ」
「あとそれぞれ夢の中でAを知っているのは自分だけ」
萩原「俺は1番最初に死ぬからあのマンションのシーンをグルグルしているね」
諸伏「オレは情報を守るために引き金を引いたよ」
調子が悪い時、ふとした時に見る同じ夢の話を聞いた。
未来から来たのが本当の真実ならば、過去を変えてしまったということだ。
A「でも私、皆さんを前から知っていたわけじゃない」
「過去に飛んだ自覚がないし…」
松田「ごめんごめん、そんな責めるつもりはなくてだな」
降谷「みんな感謝してるんだ」
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明里香(プロフ) - 192話、出来したじゃなくて、でかしたです。 (2022年9月23日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - blossomさん» 読んでくださりありがとうございます!これからも気長に待って頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願い致します^^* (2022年9月12日 7時) (レス) @page33 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
blossom(プロフ) - えっ、えっ、えっ(以下略)...!?”帰る”って、え、この状況を知ってたってこと、預言者的な人がいた...!?!? すみません取り乱しました、更新を全力で待機します!!頑張ってください!! (2022年9月11日 21時) (レス) @page33 id: 2157140457 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - シンアさん» 数ある小説の中から選んで読んでくださりありがとうございます!!主人公の皆様をこんな未来に飛ばしてしまい…おじいちゃん学校組ですね(苦笑)これからもダラダラ進みますので気長に読んでいただけると嬉しいです^^*これからもよろしくお願いします!! (2022年8月27日 13時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - えっえっえっえ・・・気になりすぎて眠れない・・・とっても面白かったです!!陣平くんイケメンすぎてやばいです。60年後って。。ゆ、夢、ですよね?もとに戻りますよね?楽しみに待ってます!これからも頑張ってください!!! (2022年8月27日 2時) (レス) @page23 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年8月8日 12時