花屋の店主は実は公安警察 5

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目を覚ますと白い天井。…そっか、私は車に。
唯一動く首から上で周辺を見渡すとここは警察病院でも、米菓中央病院でもない。知らない病院のようだ。

ユイ｢A！！｣

カナ｢私、先生呼んでくる！｣

花束を持った双子姉妹。
私の協力者、千陽(ﾁｶｹﾞ)ユイが花束ごと私を抱き締めた。

ユイ｢心配かけて！！｣

A｢ごめん、でももう大丈夫だから｣

戻ってきた千陽カナからも同じ事を言われた。
どれだけ眠っていたのか…私の知る姉妹とは少し服装が変わっていて、今まで口調も敬語だったはず。












私は先生に診てもらって退院は2週間後と言われた。

A｢ねえ、私はどれくらい眠っていたの？｣

ユイ｢1週間くらいよ｣

｢捜査中に轢かれそうになった子供を庇って意識不明｣

捜査中？……ちょっと待って？
庇ったのは子供ではなく伊達さんのはず。

A｢…私って仕事何してる？｣

カナ｢頭を強打しているから記憶も曖昧なのね｣

｢Aは警視庁捜査一課の巡査部長よ…本当は事故の翌日に警部補に昇格する予定だった｣

私が捜査一課？

A｢千陽たちは何してるの？｣

私の知っている状況とかなりズレている。
ユイは公安部、カナは爆処と言った。

ユイ｢カナは爆処のアイドルよ？解体数は歴代1位！｣

それも覚えてないの？
心配そうに覗き込む彼女らに私は恐る恐る聞いてみた。











A｢捜査一課に伊達、松田と言う刑事は居ない？｣

ユイ｢居ないわね｣

A｢爆処に萩原っていう隊員は居ない？｣

カナ｢聞いたことないわね｣

A｢……公安部に、諸伏って刑事は？｣

ユイ｢居ないよ｣

A｢降谷という刑事は？｣

カナ｢知らないね｣











どういうこと？？

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