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それから1時間後くらい?
熱で魘される松田さんのチョップで起こされた。

解熱剤飲ませるべきじゃなかったかな?でも、測ったら40度を超えていたし…。

A「松田さん!聞こえますか?今からでも病院行きますよ!?」

返答がないかわりに、

松田「A…っ、なんで居ない?」

「ほら爆、弾の解除して…死なずに、降りたのに」

「どうしたら…あ、える?」

夢を見ているのか、朦朧とする松田さんは必死に私を探していた。

A「松田さん!私はずっとここに居ますよ!?」

松田「覚えてるの、俺だけ」

「なんで…だれも、、覚えてねぇの?」

初めて見る松田の涙。
私は大丈夫と呼びかけながら、手を握って冷たいタオルで汗と涙を拭う。これしか出来ない。

松田「A…」

意味の無い寝言かもしれないけど聞いていると同じ場面を繰り返し夢見ているようだった。

A「これはもう病院行くしかないですよ…」

私は外に出る準備をするために立ち上がると…。
ちょうど起きた松田さんに腕を掴まれた。

松田「A…!!!」

A「病院に行きますよ?」

松田「嫌だ離れんな」

A「わかりました。どこにも行きませんよ」

「何か飲みますか?」

意識がハッキリして夢と現実の区別が出来るようになってから私は飲み物を取りに行った。
スポーツドリンクをペットボトルごと寝室に持って松田さんのコップに注ぐ。

松田「俺…変なこと言ってなかったか?」

薄ら記憶があるらしくちょっと気まずそうに聞かれた。

A「変なこと言ってないですよ」

はいどうぞとコップを渡す。

松田「サンキュ」

体調はどうですか?と聞くとさっきよりは楽と言われた。
それでも測ると38.8度ある。確実にインフルエンザね。
予防接種したから私は移っても軽いと思うけど。

A「明日は私と病院に行きましょうね」

松田「仕事行く」

A「萩原さんが何とかしてくれますよ」

自己管理が先です!

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ナギ(プロフ) - 113の風見さんと景光のやりとりですが、風見さんは景光の上司なので風見さんがタメ語で景光が敬語ですよ! (2022年11月20日 21時) (レス) @page2 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年6月8日 11時

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