「萩原と喫茶店-6終」ひと休み短編 ページ45
A「へぇ…ポアロでそんな騒ぎが」
焼き菓子を頬張りながらカウンターの下で高速に動く指。器用に降谷ちゃんに報告している感じが公安だなって思う。
A「さすが姉弟ですね!息ピッタリだったでしょう?」
千速「それがな…アイコンタクトしたら察して貰えなかったんだよ」
萩原「えー…一件落着したから良くない?」
千速「弟なのにな」
ケラケラと笑う姉ちゃん。
2人で話していると陣平ちゃんが外に出ていくもんだから、Aちゃんが慌てて追いかけた。
千速「なーにあの娘が陣平の好きな人?」
萩原「そうだよカレコレ7年片想い中」
千速「奥手だなぁ」
萩原「それほど大事なんじゃない?」
千速「初恋相手としてはジェラシー感じちゃうね」
萩原「俺も親友として常にジェラってるよ」
すると店の電話が鳴る。
どうする?読んでくる?と伺う姉ちゃんを止めて俺が受話器を取った。
萩原「もしもし、花屋ハルカでーす」
千速「なんだよお前も慣れてんな」
電話の相手は降谷ちゃん。
多分Aちゃんの連絡を見てかけてきた感じ。
萩原「捕まえたのは俺だ。……了解、後で連絡するよ」
「なるべく早めに?ったくしょうがないなぁ」
降谷ちゃんは少し申し訳なさそうにしていた。
まだ働いてないのに面白い男だ。
萩原「一緒に捕まえたのは姉ちゃん…いや、神奈川県警の萩原 千速だよ」
すると降谷ちゃんが提案をしてきた。
千速「なんだ?」
萩原「ポアロの人がお詫びに明日の正月営業に招待してくれるってさ」
「そこで打ち合わせもできるね!」
千速「明日もお前と一緒ならあのお2人さんも誘うか?」
姉ちゃんが外で言い合いをしている陣平ちゃんとAちゃんを指さす。
そりゃいいアイデアだ!
降谷ちゃんに4人で行くよと伝えて電話を切る。
松田「…萩」
萩原「お取り込み中ごめんね!明日2人とも空いてる?」
「ポアロに食事言ってついでに初詣行かないかい?」
A「いいですね!行きます行きます!」
松田「おい!店どうするんだ?」
A「明日は休みですよ!1/10くらいから営業する予定です」
萩原「自由な花屋さんだこと」
じゃあ決まりだね!
松田「そういえば年越し蕎麦はあるのか?あと1時間だぞ?」
萩原「そーそ!俺たちなんだかんだご飯まだなんだよね!」
A「えっ、それ早く言って下さいよー!準備しますね」
千速「私も手伝おうか」
ー終ー
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ナギ(プロフ) - 113の風見さんと景光のやりとりですが、風見さんは景光の上司なので風見さんがタメ語で景光が敬語ですよ! (2022年11月20日 21時) (レス) @page2 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年6月8日 11時