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届くFAXの枚数が増える。人手が足りないのを読まれている極めて悪質。
高木「松田さん…もう追いつけそうにないです」
爆弾を作れる犯人は複数いるようで俺1人じゃ解体が間に合ってなかった。
松田「わかる番号みんなかけてもダメか?」
高木にスマホに登録されている警察官の電話番号を手当り次第かけてもらっていた。何の事件を他の人らは追っているのか全くわからないが、数が増えていく爆破予告に俺らは完全に振り回されていた。
高木「全滅です」
松田「クソっ」
シラフだったらもっと早くバラせるのに…。
松田「そうだ…」
もう最終手段。
俺はある人物に電話を掛けた。
松田「頼む出てきてくれ」
<降谷「もしもし」>
松田「緊急事態だ、力を貸してくれ」
<降谷「生憎だが飲酒をして…」>
零もクリスマスパーティにいた…だと?
向かえないことがわかると、高木のスマホへ次々に警視庁から連絡がくる爆破予告に諦めそうな自分がいた。
<降谷「ちょっと待ってくれ、A!まだ飲んでない?」>
電話越しでAがまだ飲んでないと答えるのが聞こえた。
<降谷「行けそうだよ、どうした?松田」>
松田「警視庁に爆破予告が有り得ねぇ数届いてる。人手が足りず、俺と高木で回ってる最中だ」
「解体できる人が欲しい」
零はわかった、と言うと途中スピーカーにしていたのかAの返事も聞こえた。
高木「松田さん…」
松田「少ねぇが解体要員を2人増やせた」
そこからAが別で声をかけてくれた助っ人を2人入れて解体スピードが早くなった。
零曰く公安がそれぞれ持っているの協力者らしい。
そのおかげで犯人を探すゆとりが出来た。
最後の爆弾はトロピカルランドの観覧車に取り付けられた3つの爆弾だった。
松田「懐かしいな」
「避難は任せたぞ」
高木「はい!」
俺が本来死ぬはずだった数年前の観覧車。
今回で有り得るかもしれないと考えると緊張する。
高木が離れた後、零とAと合流した。
松田「助かる」
少々距離感があるA、やっぱり誤解されているよう。
A「…ごめんなさい」
急に彼女が謝りだした。
A「松田さんが先約だったのに、気分悪くさせてしまって」
松田「キャバクラは聞き込みだ」
ちゃんと寄るつもりだった。
松田「話は後にしよう、まずは爆弾を」
その瞬間、ひとつの爆弾が爆破された。
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ナギ(プロフ) - 113の風見さんと景光のやりとりですが、風見さんは景光の上司なので風見さんがタメ語で景光が敬語ですよ! (2022年11月20日 21時) (レス) @page2 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年6月8日 11時