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クリスマスイベントは大成功に終わった。
途中で降谷さん、諸伏さんは仕事に戻り今はクリスマスパーティの準備をしていた。
A「いつも料理してるの?」
蘭ちゃんの料理の手際が良い。そして美味しい。
どうやら両親が別居中らしく作らざるを得ないとのこと。
勉強に部活に家事…凄いな。
園子「絶対い良いお嫁さんになれるわね」
蘭「まだ早いよ」
園子「そんな事ないじゃない、新一くんっていう未来の旦那がいるじゃん」
蘭「もう!園子ったら」
そういえばクリスマスは一緒に過ごさないのかな?
蘭「新一は事件事件でなかなかいないんです」
「有名になってからさらに忙しくて、学校来ない時あるし…」
寂しそうな顔をする蘭ちゃん。
園子「じゃあさ!今度おじ様にトロピカルランドのペアチケット頼むからさ!2人で行ってきなよ」
さすが園子さん。
私にはなかなか出てこない提案で蘭ちゃんが元気に。
ピピピピピ。
電話がなったので私は外に出て端末に耳を当てた。
電話の相手は松田さん。
<松田「悪い…俺、行かねぇから」>
なんで?と聞くと忙しいと言われた。病気で休み明けで指揮するリーダーを任されている松田さん。
そっか…仕方ないね。
でもちょっと声色がおかしい。捜査が上手く進んでないのかな?機嫌が悪い気がした。
A「何かありましたか?」
<松田「あはは…ちょっとな」>
A「じゃあ萩原さんも来れないですね」
<松田「萩は行くよ」>
俺だけ用事があるんだ。と電話はそこで終了した。
松田さんにしては後味悪い切り方。そう思っていると背後から萩原さんがやって来た。
萩原「今の電話は陣平ちゃん?」
A「はい、来れないって言われました」
萩原「まあ陣平ちゃんの気持ちもわからんでもないけど、どっちもどっちかなぁ」
私の頭上に???が並ぶ。私も悪いの?
萩原さんはもう一度私にどっちもどっちだよと頭をポンポンして店に入った。
夜20時。
花屋でクリスマスパーティが始まった。
園子「メリークリスマス!!」
急遽、鈴木財閥からローストチキンが送られてきた。
なんでも出来ちゃうのね…財閥令嬢って。
降谷「これはAが作ったの?」
A「ええ、蘭ちゃんと2人で…ね?たくさん頑張ってくれたんですよ!」
蘭「そんなそんな!」
A「あ、零は座っててください!私が追加のお料理持ってきますから」
賑やかな部屋を後にしてシンクに空になったお皿を置く。
洗いやすいように浸け置きして…。
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ナギ(プロフ) - 113の風見さんと景光のやりとりですが、風見さんは景光の上司なので風見さんがタメ語で景光が敬語ですよ! (2022年11月20日 21時) (レス) @page2 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年6月8日 11時