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朝。
暑くて目を覚ますと1人ベッドに取り残されていた。
なぜ暑いかは貸していた毛布が全部私に掛かっていたから。

萩原「おはよう!Aちゃん」

萩原さんが起きたのを見つけて近寄ってきた。

A「おはようございます」

萩原「同居人が詳しくて助かったよ!黙ってシャワー借りてごめんね」

同居人?
私ひとり暮らしですが…。

松田「変な言い方すんな萩」

松田さんの事か……ん?

A「半裸禁止!!セクハラ!!寒い!!」

交代でシャワー借りたからかみんな半裸。
いい筋肉してるなぁ、とか思っちゃったけど、そんな関心してる場合じゃない。

A「私!一応!女です!!」

降谷「だから早く服を着た方がいいって…」

松田「お前も結構フツーなところあるんだな!安心するよ」

笑いながらワイシャツに袖を通す。
あれ?それ昨日のなんじゃ…。

A「もしかして昨日のままで行くつもり?」

松田「仕方ないだろ?家寄れないんだから」

私は半裸の3人をそのままにして2階のクローゼットからサイズに合うワイシャツを持って下に降りた。

A「私の変装で使ってるものですけど、使ってください」

変装で使う男物のワイシャツ。

萩原「いいの?」

A「昨日と同じは女性は気付きますよ」

降谷「悪いね」

A「そういえば諸伏さんは?」

私が諸伏さんを探すと萩原さんと降谷さんは苦笑いした。
朝ごはんを作ってくれているらしいけど、まだ顔を見ていない。

A「諸伏さん?」

台所でなにやらプリプリしている諸伏さん。

諸伏「おはよ、A」

「いいところに来たね、味見頼むよ」

用意周到な諸伏さんは服を持ってきていた。
今日はオフなんだそう。
プリプリしてたはずなのにご機嫌になる。

A「すっごく美味しいです!」

諸伏「Aが言うなら間違いないね」

A「さっきはなんで不機嫌だったんですか?」

聞いてはいけないかもとは思ったけど気になってしまった。
諸伏さんは頬をかきながら少しジェラってただけだよと言った。そのセリフはよく萩原さんの口から出てくる。

諸伏「そりゃあデートに誘った女性が他の男と寝てるのを見たらジェラっちゃうよ」

切れ長の目をさらに細めて私を見る。

諸伏「どストレートに言うの避けてたけど、回りくどい言葉はAは気付かないから」

「ふふ…デート、楽しみだね」

ニッコニコで言う諸伏さん。でも声色はいつもとは違った。ドキドキした。








松田「腹減ったー!!!」

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ナギ(プロフ) - 113の風見さんと景光のやりとりですが、風見さんは景光の上司なので風見さんがタメ語で景光が敬語ですよ! (2022年11月20日 21時) (レス) @page2 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年6月8日 11時

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