64 ページ2
私も松田さんと同意見。
助けるには組織から遠ざけた方がいい…。でもそれで諸伏さんが納得して公安に守られながら一般人として生活してくれるとは思えない。私を心配する限り組織から離れる事はないから。
松田「いつも変なことに巻き込まれて…」
急に私の頬をムニムニしてきた。
松田さんは何でもお見通しだから困るな。
喋ろうとしたら唇に指先が触れた。その瞬間についこの間の諸伏さんとのキスを思い出してしまった。
松田「顔真っ赤になるくらいそんなに難しく1人で考える必要はねぇ」
違うんです、松田さん。
松田「場所は違えど俺らみたいに志一緒で助けてくれそうなヤツに声掛けたらいいんじゃねーの?」
気付かずにムニムニし続ける彼、ダメだ頭が回らない。
A「喋れないれふ!」
松田「そうか、俺にはわかるぜ」
そういうことじゃない!!真剣な話なのにドキドキしてるし遊ばれてるし……あ!!助け合える…志が一緒………。
!!!わかった!!!
A「ありがとうございます!松田さん!今めっちゃ好きになりました!行ってきます!!!」
私は松田さんを置き去りにして店を出た。
私たち3人が潜入しているなら他にも日本人で潜入している人がいるはず。
松田さんに助言を貰って私は公安の所有する資料室に潜り込んだ。
1度も私は見たことの無い正規のノックリスト。
A「公安以外に…潜入している団体があるはず…!」
その人と手を組めば助けられる。
??「そこで何をしている?」
A「諸伏、さん…」
諸伏「ここは立ち入り禁止だ、それをわかって入っている?」
今ここで事情を話すべき?まだ…まだだめ。
A「分かっています、ですが今その情報が早急に必要なんです…詳しくは言えないですが…」
諸伏「現段階でわかっている潜入捜査官のリストだ、もし敵の手に渡ってしまったらどうする?」
「世界の諜報機関が崩壊してしまうよ?何に使うつもりなの?」
危険なこと?と諸伏さんが付け足す。
A「話せません……今はまだ」
諸伏「零には話した?……してないね、絶対ダメ」
腕を掴まれて追い出されてしまう。
また日を改めるしかない……。
諸伏「オレはキミを知っているようで全然知らないんだ」
A「知ってくれたら見せてもらえるんですか?」
諸伏「それは……」
彼は表情を曇らせた。
141人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kne.hrknt(プロフ) - のらねこさん» コメントが遅くなりました!ありがとうございます🙂少しでも楽しんでいただけると嬉しいです!! (5月14日 21時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
のらねこ(プロフ) - ヒロ推しとしては、嬉しすぎます😭 (2023年5月5日 22時) (レス) id: cf3f9452bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2023年5月4日 15時