剛田と姫。2【SVT】

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私からSEVENTEENを取った生活は空っぽで

如何に私にとって大きい存在だったか思い知らされるようだった







．




あの車の中での嘘以来ジョンハンとは話してない。

他のメンバーとはちょこちょこカトクしているけど。




それ以外のSNSとテレビは極力見ないようにしている。





正直、怖いから









．



私の活動休止は、私たちが直接V LIVEで報告した。



てっきり体調不良とか、そういった適当な理由をつけてすると思っていたけど、

嘘はすぐにバレる、という社長の意見から全てを話さなければならなくなった。







…だから今私への批判ばかりであろう世論を見たくないんだ、









そんな生活ももう、3ヶ月になろうとしてるのか…





スンチョルオッパが言ってたけどついこの前カムバしたらしい。

音源を聴くとOh My!っていう曲でこれまたとてつなく好きな曲調だった






"今日のミュージックバンク絶対見ろよ"







まだ未読状態のカトク。


オッパには悪いけど無視させてもらう。









.



『…ふぁぁ、ん？電話？』






どうやら暇すぎて眠っていたらしい。


スマホの着信音で目が覚めた。





慌ててディスプレイを見ると、『アロンオッパ』の文字。





考えるより先に指が"応答"を押す







『もしもし〜オッパどしたの？』



AR「お〜A？今ミュージックバンク見てるか？ちゃんと」




もうそんな時間？と思い時計を見る

どうやらかなり寝てたみたい





『見てないよ？オッパだって分かってるでしょ見れないよ。』



AR「もーそう言わずに見て！もうすぐSEVENTEENだから。」



『えぇ…でも』



AR「ほら！早く早く！！」






アロンオッパが珍しく私の言うことを聞かないので←
渋々テレビに向かう。




いやだなぁ。







『オッパ〜？付けたよ………




え、』







ちょうど、聞き覚えのあるイントロが流れてきて

見覚えのある顔が13人。それから画面のカットが変わり、映し出された観覧のcaratの姿に思わず言葉を失った。






『なん…で…、』





carat達の手には"RiO帰ってきて"と書かれたスローガンらしきもの。


そして、掛け声にも私の名前が入ってた。




予想外の光景に目を疑う








AR「みんな待ってるんだよAのこと。
それに、2人のことを悪く思う人も少数派だよ

多くの人が応援してくれてる。」

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