1 ページ2
『ただいまーー』
その日もいつも通り平和な一日になるはずだった。
玄関のドアを開けて早々、待ち構えていたであろう人物を見た瞬間。
嫌な予感が全身を駆け巡った。
父「A！遅かったじゃないかーー！」
『……。』
目の前で満面の笑みを浮かべているこの中年男性は、今までに数々の問題を起こして来た私のパパ。
いつもなら会社にいるであろうこの時間。
『なんでパパがいるの…』
父「はっはっはーーーーー
よくぞ聞いてくれたぞ。聞きたい？聞きt
『早くして。』
こうやってふざける時は本当にいいことがないのは
この16年間共に過ごしてきた私が一番よく知ってる。
こんな父親のおかげで私は可愛くない子供になったしね。
父「じつはなー？パパ、宝くじが当たったんだー」
『そんなことで会社を休んだの？』
所詮、この前みたいにうん万ウォンでしょ？
大した額じゃないのに大騒ぎして近所の人は来るわ、会社の人が来るわで大変な思いをしたのは私なんだから…
父「それが違うんだよなぁー
当たったのは100億ウォン(約10億円)なんだよなぁーー
っということでー、パパは会社を辞めて、
ママと一年半、世界一周旅行に行きまーーす」
この時は本当に言葉が出てこなかった。
大体、
百億ウォン
ママと一年半
世界一周旅行
この三つの単語１つずつでもお腹いっぱいなのに。
『…私は？』
混乱する頭を抑えてやっと放った一言も御構い無し。
父「あーそれなら大丈夫だぞ！
パパの友達がなー？社長さんで、ちょうど新入社員用の寮が空いてるとかなんとかで…
Aにはそこで新入社員さん達と暮らしてもらうことにしたんだ！
どーだ？これで安心だろう！」
父「ほら！突っ立ってないで荷造り荷造り！
パパ達は準備完了だぞ〜」
父「思い立ったらなんとか、だろ！！今日以外にいついくんだ？
ほら！早く早く〜〜」
そこからの記憶はあまりない
ただ、気づいたらパパとママを空港で見送っていた…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuzukipuripuri0(プロフ) - ジフン推しです!デフィとグァンリンって同い年だったと思いますよー別にどっちでもいいですかねー。頑張ってください！ (2018年4月13日 19時) (
レス) id: e71d877194 (このIDを非表示/違反報告)
碧花(プロフ) - *マウムさん» ありがとうございます！オンさん、そろそろ出さなきゃと思ってたんです笑← これからもよかったらみてください〜！ (2018年1月22日 13時) (レス) id: 2945ebaabc (このIDを非表示/違反報告)
*マウム - この作品好きです！たまにニヤニヤしちゃったり、次はどんな話かなって読んでます(^ ^)私はオンさんの話とかもっと欲しいです（汗）オチが決まってしまったならいいです！更新するのファイティンです！ (2018年1月22日 13時) (レス) id: 0232480371 (このIDを非表示/違反報告)
碧花(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！面白いって言ってもらえて本当に嬉しい…。更新頑張ります！ (2018年1月20日 9時) (レス) id: cf834f80a2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - この小説すごく面白いです！めっちゃワクワクしながら読んでます！これからも更新頑張ってください！ (2018年1月20日 1時) (レス) id: 7477e0b50f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：碧花 | 作成日時：2018年1月18日 0時
