47話 ページ6
A「・・・ｯ!」
この試合、可笑しすぎる
サウジアラビアの選手達が一星に協力的じゃない
多分だけど・・・充を・・・
A (一体、何がしたいんだ)
僕は試合に集中する為に頭を振った
剛陣「大丈夫か？」
A「大丈夫、気にするな」
《本当に大丈夫なの？》
A《何とかって所かな》
《・・・日暮》
A《何？》
《自分を殺さないでね》
A《・・・分かってるよ》
《あっ！》
A《藤丸、どうしたって！》
藤丸の声で試合を見れば、風丸くんが倒れていた
でもこれは・・・
A《藤丸、これって・・・》
《うん、これは多分だけど充を助ける為の演技だよ》
A《・・・だよね》
僕達の観察眼はこれまでの転生でかなりある
特に魔法世界にいた時は観察眼をよく使っていた
あと、ハンターの時も
A《確か野坂は・・・》
《風丸くんと吹雪くんに頼み事をしていたよ？》
A《・・・何となく読めたな》
《・・・だね》
A《藤丸、これは・・・》
《うん、野坂くんのシナリオ通りなんだよ》
僕はそのまま無心で試合を見た
僕達の予想通りに吹雪くんも充にやられる振りをして倒れた
《充、いや、光・・・》
A《藤丸・・・》
僕はどうすれば良かったのだろう
光が充にならなくて良かった方法はなかったのだろうか
A「・・・ｯ!」
ふと、立ちくらみを起こしてしまう
杏奈「Aさん！？」
杏奈ちゃんが支えてくれたので倒れずに済んだ
A「ごめん、立ちくらみがして・・・」
杏奈「大丈夫ですよ」
僕はベンチに座り、試合を見続ける
A「・・・？」
ふと、視線を感じてしまった
思わずキョロキョロしてしまう
杏奈「Aさん？」
A「ううん、なんでもないよ」
オリオン財団の奴らの視線じゃない
どちらかと言えば・・・嬉しさがこもった視線
A《・・・誰？》
《・・・ぁ》
A《藤丸？》
《・・・なんでもない・・・と、言いたい所だけど、試合が終わったらちょっと行ってもらいたいところが出来ちゃったや》
A《・・・？分かった》
《お願いね、日暮。さ、試合を見よ》
少しだけテンションが上がったような藤丸に驚きつつ、僕は試合を見続けた
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宮來嘩(プロフ) - ぇちょっと待って……花鳥風月様、もしかしてハーメルンで小説投稿していませんか?しかもハーメルンの方の主人公が偽名を名乗る時に【岸波白野】って名乗ってて……本当に驚きました｡ (2023年1月13日 22時) (
レス) @page45 id: 7deb864914 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 続きが気になります！再新ファイトです(p`･ω･´q) (2019年5月13日 16時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華鳥風月 | 作成日時：2019年5月2日 19時
