《イナズマイレブンオリオンの刻印》幾度となく転生した少女は今 (ページ35)

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32話ページ35

A「・・・」

なんかとても懐かしく、そして苦い思い出であった夢を見た気がする

僕は体を起こしたところ、背中にとてつもない痛みを感じた

A「・・・なんで？」

普通、痛みなんて感じないはず・・・

僕はある事を思い出す

A「記憶が・・・途切れてる？」

確か西蔭くんと買い物に行って・・・

A「え、なんで・・・どうして？」

すると扉が開いてつくしちゃんが入ってきた

つくし「あ。Aちゃん起きたんだ！良かった～」

A「え、あ、うん？なんかあったの？？」

僕がそう言えば

つくしちゃんはエッと言うような顔をした

その顔を見て僕はまさか・・・と思った

A「もしかしてさ・・・かなりの時間、寝てた？」

つくし「うん」

A「oh......」

うん、まさかとは思ったよ

え、でもなんで？

A「どうしてなんだ？」

つくし「？」

A「僕が寝ていた理由が分からない」

するとまた扉が開く

趙金運「Aさんは私に買い物を頼まれたのはいいですが、交通事故を見てしまって気絶したのですよぉ」

A「こう、つう、じ・・・こ・・・」

交通事故

様々な世界での僕の死因

これまでの世界での事を思い出してしまう

A「い、や・・・」

つくし「落ち着いて！」

つくしちゃんの言葉に何とか落ち着きを取り戻す

A「ご、ごめん・・・」

趙金運「どうやらAさんにとってはかなりのトラウマの様ですね」

A「・・・はい」

趙金運「話さなくても構いません。貴方はそのトラウマを克服出来ていないようですし。貴方の為でもありますから」

A「ありがとうございます。それと試合は何処まで行きましたか？」

趙金運「第二試合が終わった所です」

A「・・・えっ」

趙金運「さ、つくしさんは先に戻ってください！私はAさんと話がありますので！」

つくし「分かりました！」

つくしちゃんが出ていく

僕は監督と二人きりになった

A「監督・・・」

趙金運「大丈夫です。誰も来ませんから」

A「はぁ・・・」

監督は僕にこう切り出したのだった

趙金運「鬼道くんがオリオンにやられました」

A「！？」