《イナズマイレブンオリオンの刻印》幾度となく転生した少女は今 (ページ32)

今日:2 hit、昨日:20 hit、合計:90,779 hit

29話ページ32

A「・・・」

一星の動きが少しずつ出てきている

僕に・・・彼が止められるのか？

一星「Aさん！」

A「一星か、どうした」

一星「監督がAさんに買い物に行ってくれだそうです！」

A「分かった」

私は一星から荷物を貰う

一星「あ、あと西蔭さんもついて行くそうですよ！」

A「え、あ、分かった！」

一星はそのままどこかへ行った

A「・・・」

西蔭「どうかしましたか？」

A「うおっ！？西蔭か・・・さ、行くぞ」

西蔭「はい」

西蔭はAの事を見ている

見ていると言うよりも監視している感じだ

それは何故か

西蔭 (鬼道さんに言われてAさんの監視をし始めましたが・・・そのような動きは全然見えない。ましてや、何かを偽っているなんて・・・)

そう、西蔭は一星とAの会話を聞いていた鬼道から監視をする様に頼まれたのだ

西蔭も鬼道から会話の内容は聞いてはいるが首を傾げるような話だった

西蔭 (この人は一体・・・何を抱えているんだ)

A「♪～」

西蔭は目の前を歩いているAを見ていたのだった

Aはそのまま青信号の歩道を渡ろうとした

すると赤なのにトラックが止まることも無く走って来た

西蔭はそれに気づく

Aもそれに気づくのだが驚きの余り固まってしまった

西蔭「ｯ!Aさん！！」

西蔭は咄嗟の判断でAを抱きかかえるように地面を滑った

トラックはそのまま電柱に突っ込み止まる

それを見ていた西蔭は救えた事に安心するも、Aを見て目を見開いた

それは・・・Aが異常な程に怯えていたからだ

A「いや・・・嫌だ・・・いやぁぁぁ！！」

西蔭「Aさん！？」

突然、発狂する様に叫んだAを支える西蔭

Aはというとそのまま西蔭にもたれ掛かるように気絶したのだった