97話 ページ48
私達の間に沈黙が流れる
夜月「ふ、ふざ・・・ふざけるなぁ！」
急に叫んだかと思えば、知らない所に転移させられた私達
A「これって！」
暮人「気をつけろよ。これは父さんの異能力“人形屋敷”だ！」
A「・・・うん！」
曙「私も忘れないでくれるかしら！」
刃を飛ばしてくる
私は羅生門を発動して刃を全て落とす
暮人「流石はAだ。父さんの異能力・・・コピー出来たかい？」
A「うん、完璧だよ。いつでも行ける」
暮人「ついでに言うと母さんの異能力は“砂の女”だ」
A「砂の・・・女？」
暮人「自分を砂のように出来るし、砂を操る事も出来る。言わばその場で凶器作れる・・・砂を入れた袋を持っていたらね」
A「・・・！」
そういう事か
A「わかった！」
私は向き合う
曙の姿しか見えない
A「異能力・全てを従える者・・・人間失格！！」
人間失格を発動する
すると元の場所に戻ってきた
夜月「何っ！？」
曙「なんですって！？」
暮人「もう・・・終わりだ！」
兄さんはいつの間にか、アイツらの側まで行っていた
A「兄さん！」
暮人「こい、死神貴族・・・俺の全てを持ってアイツらを殺せ！」
兄さんは対価を払う事で最大限まで自分の異能力を高めた
夜月「や、やめ、やめろぉ！！」
曙「いやぁぁぁ！！」
暮人「・・・断、罪！！」
「「ギャァァァァァ！！」」
アイツらは・・・兄さんの手によって断罪された
私の足元には赤い液体が流れてきた
A「兄さん・・・」
暮人「元々、見つけたら抹殺命令が出ていたんだ。大丈夫だよ」
すると、兄さんは足をついて倒れる
A「兄さん！」
暮人「やっべ・・・時間だわ」
私は兄さんの手を握る
兄さんの手は冷たかった
暮人「A・・・」
A「何・・・？」
暮人「幸せに・・・なれよ」
A「・・・うん！」
兄さんの異能力が解けて、白骨化してしまう
A「ありがとう・・・兄さん」
私は誰も居ない空間で一人呟いた
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聖羅(プロフ) - フェアリーテイルとの方も見てます！更新頑張ってください！ (2019年2月11日 20時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
waiwaichika(プロフ) - 面白いです。続きを楽しみにしています。 (2019年1月26日 17時) (レス) id: 901fc2e49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華鳥風月 | 作成日時：2019年1月25日 11時
