探偵社員はサッカーで世界へ！PERT２

65話 ページ16

ドフトエフスキー「・・・これを」



ドフトエフスキーさんから渡されたのは、一枚の写真



A「・・・！」



そこに映っていたのは、見間違えるはずのない兄さんがいた


しかし・・・違和感もあった



A「ねぇ・・・変だよね？」


ドフトエフスキー「ええ」


A「死斑が見える・・・」



死斑とは、死後六時間から十二時間の間に出来る紫色の斑点である



ドフトエフスキー「貴方の兄の異能力を覚えていますか？」


A「うん、兄さんの異能力は“死神貴族”だよ」



死神貴族は死神を呼び出し相手の寿命を縮めるという異能力である


あと、鎌を使って暗殺も可能である



ドフトエフスキー「貴方の兄の異能力はもう1つ力があったんです」


A「・・・それは？」


ドフトエフスキー「死ぬ間際に死にたくないと強く願えば・・・自分の願いを叶えるまで動き続けるというものです」


A「・・・なる程ね」


ドフトエフスキー「私は貴方の兄に会いました」


A「はぁ！？」


ドフトエフスキー「貴方の兄の願い、それは・・・両親を倒す事です」


A「・・・兄さん」



兄さんらしいや



ドフトエフスキー「・・・はい？」


A「どうかしましたか？」


ドフトエフスキー「あれを見てください」



指を指した先にはテレビが


そこに映っていたのは・・・



〈さぁいよいよ始まります。アルゼンチン代表、ジ・エンパイア対日本代表イナズマジャパン！まもなくキックオフです！！〉



A「・・・はぁぁぁぁぁぁ！？」


ドフトエフスキー「一体どういう事でしょうか・・・調べてみる価値がありますね・・・」


A「ちょ、ドフトエフスキーさん！私、急いで行ってくる！！」


ドフトエフスキー「異能力(あれ)は使わないでくださいね」


A「分かってる！」



−−−−−−

ースタジアムー



A「ﾊｧ・・・ﾊｧ・・・」



何とかスタジアムに着いた


点差は・・・1点



A「出来る・・・？いや、出来るかどうか挑戦しないと！選手交代！！」


「「相崎/さん！？」」

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