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32.Jun ページ32

*Jun





「……結局、負けた」




「まだ言ってるの?笑」



俺の隣に転がったAが、

俺の腰に腕を回してピッタリと寄り添って可笑しそうにクスクス笑う




「……今日は抱かないって決めてたのに」




「それになんの意味があるの?」



「えぇ?」




「その日に抱かないからって、それに誠意があるの?」



「……あるやろ」




「………私は、今日准一に抱かれて、あなたの誠意を感じたけど」




「ん?」





「………全部に、【愛】を感じたから」




「……言ってて、恥ずかしくない?それ 笑」




「……恥ずかしい 笑」




「……まぁ、でも【愛】が伝わってたなら良いことにするわ」




「うん。」


笑うAが、キラキラして見える




「………そんな可愛かったっけ?」




「……なにそれ」




「可愛くみえる」




「………言ってて、恥ずかしくない?それ」




「恥ずかしい」




「あはは!」



大口開けて笑う彼女は、ありのままのA




………愛しさが増してる



「……准一、早く寝ないともう二時間しか寝られないよ」




「………逆にもう、寝んとこかな」




もう一度彼女の身体の上に乗ろうとしたら




ペチッとオデコを叩かれた




「ちょっとでも、寝なきゃだめ」




「……寝れそうにない」




「じゃあ、子守唄歌ってあげようか?」




「いらんわ 笑」




「ふふ。」



ポンポンと俺の背中を優しくリズミカルに叩いて


「………おやすみ、准一」って笑うから



「はいはい。おやすみ」



彼女の言うことを聞いて、目を閉じた




俺の背中を叩くリズムと



彼女の体温のお陰で



すんなり夢の世界に誘われた




………彼女の隣は、居心地が良い。

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花那(プロフ) - ひささん» いつもありがとうございます(^^)ノロノロ更新でごめんなさい😅どんどん切ない展開になっていきますが、幸せも組み込んでいけたらなと思ってがんばってます💛暫しノロノロにお付き合いお願いします😅 (2022年4月9日 19時) (レス) id: 6e09a5c586 (このIDを非表示/違反報告)
ひさ(プロフ) - 幸せな展開の中でも、どこか切なさが漂うストーリー。早く先が読みたいような読みたくないような…。そんな感じで更新をお待ちしております😌 (2022年4月9日 16時) (レス) @page24 id: d7d462c614 (このIDを非表示/違反報告)
花那(プロフ) - 西鶴さん» いつもありがとうございます(*^^*) (2022年4月4日 11時) (レス) id: 6e09a5c586 (このIDを非表示/違反報告)
西鶴(プロフ) - 続編おめでとうございます❣️ (2022年4月4日 9時) (レス) @page6 id: a568701fd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花那 | 作成日時:2022年4月4日 8時

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