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「いや、あははは……すいません」
苦笑いを浮かべてユーリはドランの方を向く。
ああ、この人……多分、ものすごく女性に好かれるんだろうけど、あまりそういうことに気を回さないのだろう。と、ユーリは思う。
「お金、足りなかったのでドランさんのオススメの紅茶は今度買いますね！」
「ん？ あ、ああ」
あのまま、店にいたら恐らくドランは女性たちの滑降な餌食になっていただろう。そうなれば、もうルチルかロイドを呼ばないとどうにもならない。せっかく、自分を心配してついてきてくれたのにこれ以上の迷惑をかけてしまうのは申し訳なかった。
ドランさんって、鈍い？ まったく状況を把握していないドランに首を傾げた。
「あの、ドランさん、聞きたいことがあるんですが」
「なんだ」
「さっき、その……店内で違和感感じませんでした？」
「違和感……」
「ほら、その……女性の視線を感じるとか」
「ん、ああ。日常茶飯事だからな。身長が高いのが目立つんだと思うが」
確かに身長大きいですけども！ ユーリは内心つっこんだ。そうじゃないのだ。そうじゃないのである。しかし、このドランの性格だと「ドランさん美形ですから」と言っても首をひねられるだけのような気がしたので、ユーリは本音を喉の奥にグッと飲み込んだ。
「じゃあ……ルチルのところに行こうか」
「あ、はい！ そうだ、ドランさんってチョコレート苦手ですか？」
「いや、平気だが」
「だったら良かった。フォンダオンショコラ、ルチルが作ってくれてるので一緒に食べましょう」
「いいのか？」
「はい、いっつも余分に作ってくれてるので」
ユーリがそう言うと、ドランは考えるようにしばらく顎に手をあてていたが首をて手に振るとそれならお邪魔すると頷いた。
今日は、いつもより楽しいおやつの時間になりそうな気がする。
「で、送ってもらってきたついでにお茶の約束をしたのか」
店先で頬杖をつくルチルはドランを見て目を細めた。
「二人の邪魔なら帰るが」
「別に邪魔じゃない……けど、お前相変わらず身長がでかいな」
「大型龍だからな。仕方ない」
別に仲が悪いわけではないらしいことに、ユーリはホッと肩を撫で下ろした。実際のところ勢いで連れてきてしまったところがあるので、二人の仲を心配してたがその必要はほとんどなかったらしい。
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自由気ままに生きる難聴の音霧想(プロフ) - 五十鈴さん» お久しぶりです＞＜五十鈴さんのお力もあり無事完結しました。ありがとうございます。そういっていただき光栄です！いえいえ、こちらも最後までご愛読いただき本当にありがとうございました！また機会がございましたらよろしくお願いします。 (2017年5月17日 21時) (
レス) id: 6c125bcd13 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴(プロフ) - ううおおあああコメが遅れたスミマセン完結おめでとうございますぅぅぅ←発狂中お疲れ様でした！もう途中で何度泣いたことか…!!最終的に完結しちゃった事に号泣しましたけど！( ；∀；)素晴らしい作品を有り難う御座いました！(ルチルとルシファーとベル大好きです。) (2017年5月17日 0時) (レス) id: 72f0cf2fb8 (このIDを非表示/違反報告)
難聴の音霧想(プロフ) - チェシャ猫さん» いえいえ！ 要望くださってありがとうございます！ ルシファー君はもともと美しいものに執着してる設定の悪魔ですので、あの台詞を言っているとき「ルシファー君っぽいなあ」と思って書いてました(笑) (2017年4月30日 21時) (レス) id: 6c125bcd13 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ猫(プロフ) - うおあぁぁぁぁぁ！！！ベルくんとルシファーの絡みありがとうございます！！応えてくださって嬉しい限りです！最後のルシファーの台詞かっこ良すぎです！惚れます！本当にありがとうございました！！！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: 785830d201 (このIDを非表示/違反報告)
音霧想@悪魔崇拝してる人（会話はできます）(プロフ) - チェシャ猫さん» コメントありがとうございます。私も一年近く書いてきたこの作品が完結したので、寂しい気持ちです（苦笑）この作品を毎日書くことが日課だったので。ベリアル君を気に入っていただき嬉しいです。ベルくんとルーちゃんですね。番外編のほうで二人の絡み書いてみます！ (2017年4月26日 23時) (レス) id: 6c125bcd13 (このIDを非表示/違反報告)
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