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ユーリは息を飲んだ。一体、彼は何を要求してくるのだろう。するとルシファーはにっこり笑った。
「僕とデートすることです！」
「え？」
ユーリは突飛な彼の発言に目を丸めた。ルシファーはそれに「ふふふー」と笑う。先
え、そんなことでいいの？ と内心つっこんだが本人がそれでいいといっているのだ。よしとしよう。しかしそれと同時にユーリは、先ほど心の中だけだが悪魔だと罵倒したのが少し申し訳なくなった。
「僕はね。きれいなものとかわいいものが大好きなの。だーかーら！ 女の子を着飾るのがすきなんだ。嫌？」
ルシファーはそう言うと首をかしげる。それに、ユーリは首を横に振って、ほほえみ頭を下げた。
「いえ。そんなことでもいいのなら喜んで」
「そう、こなくちゃねー」
「あ、そうだ。朝食もまだ残ってるし、ルシファーさんも朝ごはんいっしょに食べましょうよ」
ユーリの提案にルシファーは目を丸めた。何か変なことを言っただろうかと、ユーリは首をかしげる。
別に普通のことのような気がするが。するとルシファーは顎に手を当てて少し考える素振りを見せた後、話し始める。
「魔王の僕を朝食に誘う女の子なんてはじめて見たよ。
あれかな？ 銀龍くんのおかげで人外になれたとか？」
「……どうなんですかね」
言われてみればそうかもしれない。でも、大人数いたほうが楽しいだろうし、優しい人たちだからもっといっぱい喋っておきたいと思う。
しばらくするとルチルを連れてノアールが部屋から出てきた。ルチルはノアールの服を借りたのか、見たことのない服を着用している。銀龍の回復力はそこしれないなと、彼は肩をすくめてみせた。
ユーリが駆け寄ればルチルは心配かけて悪かったと苦笑いを浮かべる。
「すごいねー、こんなに銀龍くんってこんなすぐ元気になるんだ」
「お前来たのか……さあな。俺も銀龍の治療はあまり施したことがない」
「ふーん」
ルチルはルシファーの顔を見るなり、嫌そうな顔を見せる。
「なんでまたお前がいるんだよ」
「さあ、ねえ？ 気分？ ユーリちゃん、かわいいし？」
「え」
ユーリの肩に手を置くルシファーにルチルは眉根を寄せて、小さく舌打ちをした。
ノアールはそんな二人を見て、あまりルチルの傷を広げるんじゃないぞとルシファーに顔をしかめる。まあ、多分そんなことはしないと思うが……ユーリはルシファーを見上げた。
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自由気ままに生きる難聴の音霧想(プロフ) - 五十鈴さん» お久しぶりです＞＜五十鈴さんのお力もあり無事完結しました。ありがとうございます。そういっていただき光栄です！いえいえ、こちらも最後までご愛読いただき本当にありがとうございました！また機会がございましたらよろしくお願いします。 (2017年5月17日 21時) (
レス) id: 6c125bcd13 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴(プロフ) - ううおおあああコメが遅れたスミマセン完結おめでとうございますぅぅぅ←発狂中お疲れ様でした！もう途中で何度泣いたことか…!!最終的に完結しちゃった事に号泣しましたけど！( ；∀；)素晴らしい作品を有り難う御座いました！(ルチルとルシファーとベル大好きです。) (2017年5月17日 0時) (レス) id: 72f0cf2fb8 (このIDを非表示/違反報告)
難聴の音霧想(プロフ) - チェシャ猫さん» いえいえ！ 要望くださってありがとうございます！ ルシファー君はもともと美しいものに執着してる設定の悪魔ですので、あの台詞を言っているとき「ルシファー君っぽいなあ」と思って書いてました(笑) (2017年4月30日 21時) (レス) id: 6c125bcd13 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ猫(プロフ) - うおあぁぁぁぁぁ！！！ベルくんとルシファーの絡みありがとうございます！！応えてくださって嬉しい限りです！最後のルシファーの台詞かっこ良すぎです！惚れます！本当にありがとうございました！！！ (2017年4月30日 21時) (レス) id: 785830d201 (このIDを非表示/違反報告)
音霧想@悪魔崇拝してる人（会話はできます）(プロフ) - チェシャ猫さん» コメントありがとうございます。私も一年近く書いてきたこの作品が完結したので、寂しい気持ちです（苦笑）この作品を毎日書くことが日課だったので。ベリアル君を気に入っていただき嬉しいです。ベルくんとルーちゃんですね。番外編のほうで二人の絡み書いてみます！ (2017年4月26日 23時) (レス) id: 6c125bcd13 (このIDを非表示/違反報告)
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