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大橋くん ページ1


















「なあ、ほんまに好きやねんで?」






『んー』






「つめたっ、まあそんなとこも好きやけど!」







私に足を絡ませ抱き着いてくるのは、なにわ男子のリーダー大橋和也。 こんなやり取りを行うのも、もう私たちの日常の1部になっていた。







丈「公共の場でイチャイチャせんといてくださーい」





謙「せやせや!」





恭「ほんま、目のやり場に困りますわ」






と言って、後ろからガヤを入れてくるのはB型三人衆。何かあると必ず口を挟むのは、この3人+大橋くん。これはもうなにわ男子の中ではお決まりのこと。







和「しゃーないやーん。大好きやねんもん。な?」







『もー、知らん!』







身を捻り大橋くんから脱出し、席を立った私が向かった場所は大ちゃんのお隣。携帯をいじっていたが、私に気が付くと笑顔で隣をポンポン、と叩き、迎え入れてくれる。






静と動、がしっかりしている大ちゃん。私はそんな大ちゃんの隣がお気に入り。







『はぁ、もうほんま大橋くんの相手疲れる、』






和「ちょ、それ聞き捨てならんのやけど!」






大「ふは、もうどっちが年上か分からんなあ」






大ちゃんは、さらっ、と前髪が崩れない程度に私の頭を撫でながら話を続ける。そんなところに、お手洗いから戻ってきたみっちーが向かいの席に座った。






駿「Aちゃんや〜。なんか食べる?」






『みっちーが渡してくれるんやったら食べようかな〜』






ニコニコしながら、目の前のお菓子を差し出すみっちーに、デレデレしてしまう。私はみっちーの笑顔にめっぽう弱い。みっちーからお菓子に視線をずらし、手前に置かれた残り一つのクッキーに手を伸ばす。







流「あ、それ食べようと思ってたやつやねんけど」






『先に取らんのが悪いんやろ〜?』






取られる前に、と封を開け素早く口に入れる。流星が悔しそうな顔をしているのを見て、優越感に浸る。流星はメンバー唯一の同期で、時には喧嘩もするけど、私の大好きな友達だ。






和「そろそろ戻ってきてや?」






いつの間にか目の前にいた大橋くんに腕を掴まれ、さっきと同じ場所に連れて行かれる。穏やかな雰囲気から一転して、騒がしい雰囲気に。名残惜しく向こうの3人を見つめる。







これが私の日常。




















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夜桜霞 - すごく続きが気になります!!これからも頑張ってください!! (2022年10月21日 19時) (レス) @page10 id: 3f90c514b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずたま | 作成日時:2022年10月3日 22時

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