自分にとって都合のいいこと ページ8
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楽しい時間はあっという間で、そろそろお開きの時間に。
『…大ちゃん、帰んで』
大「ん〜？まだ飲めんでぇ」
正「大吾、水飲み」
「いらーん」と言って、机に寝出してしまった。いつもより飲むペースが早いな、と思ったのは間違いではなかったようで。呆れた顔の正門くんと目が合う。
『正門くん、どうする？』
正「送ってくかなあ…」
『そやね、そうしよ』
流石にこの酔っぱらいを正門くんに押し付ける訳にはいかない。大ちゃんの腕を自分の肩に回そうとすると、正門くんによって止められて。
正「俺が運ぶから、Aはタクシー呼んでくれへん？」
『あ、うん』
やけに焦ったように言うから、少し驚いてしまった。私に大ちゃんを運べるとは思えなかったので、素直にポジションを変わって、少し離れたところでタクシーを呼ぶ。
『あと10分くらいやって』
正「10分か、大吾起きそうにないな」
『うん…』
少しの沈黙が、私と正門くんの間に流れる。沈黙なんてなんとも思わないぐらい一緒にいるのだけど、何故か今日はそわそわしてしまって。なんでやろな、大ちゃん起きて欲しい、なんて考えていると、ふとあることが頭をよぎった。
……私、鍵持ってきたっけ？
実家なのだけど、今日は家族が不在で。焦ってバッグの中を漁るが、それらしいものは見当たらない。
正「どうしたん？」
『鍵、忘れちゃった…』
正「あら、家誰もおらんの？」
『うん、今日はおらんねん』
幸い、お金は持っているからとホテルを探そうと携帯を取り出すと、「じゃあ、」と正門くんが口を開いた。
正「俺ん家、来る？」
『……え、ううん、大丈夫。お金もあるしそこら辺のホテル探すから、』
正「あかん、危ないやろ？」
「今日うちも誰もおらんから」と言われたけど、それはそれで危ない。私の心が。唖然としていると、ホテルを探していた携帯が、正門くんによって奪われた。
正「決まりな」
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名無し59740号(プロフ) - 「大橋くんに、愛される。」のパスワードを教えていただきたいです！ (2月11日 1時) (
レス) id: cd3c0aeb36 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めましてコメント失礼します！「大橋くんに、愛される。」を読みたいのですが、パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いいたします！ (9月25日 8時) (レス) id: faee03a960 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃんっっっ(プロフ) - 初めましてコメント失礼しますm(_ _)m『その恋心を、自覚する。』『大橋くんに、愛される。』を読みたいのですが、パスワードを教えていただくことは可能ですか？よろしくお願いします🙏🙏 (7月26日 12時) (レス) id: 07a93329c4 (このIDを非表示/違反報告)
みずたま(プロフ) - しおんさん» ありがとうございます☺️♡ (6月21日 20時) (レス) id: 3593907927 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - みずたまさんの文才最高です！ (6月20日 23時) (レス) id: 7cc3201467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたま | 作成日時：2022年10月23日 21時
