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『うわぁ…！めっちゃ綺麗』
東京のイルミネーションって、大阪とこんな違うもんなん？…いや、もしかしたら東京ってだけでそう見えてんのかな。
パシャパシャと角度を変えて何度も写真を撮っていると、ぷっ、と吹き出したような音が聞こえて。
『……廉？』
永「ごめんごめん、初々しいなって」
『こんな綺麗なイルミネーション見たことないんやもん』
そや、正門くんと大ちゃんに写真送ろ。
特に綺麗に撮れた数枚を選択して、一気に送る。正門くんからはすぐに【綺麗やなあ】と返事がきて、思わず笑みがこぼれた。
……正門くんとも、一緒に見たいなあ。大阪に帰ったら誘ってみようか。
そんなことを考えていると、隣の廉のことが気になって。廉やって、好きな人と来たいんちゃうかな。好きな人と見る景色って、特別なものやと思うから。
『廉はさ、好きな人と来おへんの？』
永「ん？なんで？」
『いや、やっぱりさ…こういうのは好きな人と見たいんやないかなって』
永「今見てるやん」
『へ？今？』
永「好きな人と」
『え？』
当たり前のようにそう話す廉。
……まってまって、ついていけてないのは私だけ？そんなにさらっと…いや、さらっとでもないのかな。大人の恋愛ってこういうもん？
永久に答えが出せそうにない問いを頭の中で繰り返していると、廉が真剣な顔で私と向き合う。
永「俺の好きな人はAやで」
『わ、わたし？』
永「うん、そう」
廉の瞳を見れば、それが嘘ではないことは明らかで。
聞きたいことが山ほどありすぎて、何から聞けばいいのか、そもそも聞いていいのか、なんて1人焦る私を見て、優しく微笑む廉。
永「…まだ言えへんって言ったのは、大阪帰ってもずっと俺のこと考えて欲しいから。すぐ言ったらA、忘れちゃうかもやろ？」
口に出したい言葉は、頭で繰り返されるばかりで。
…とりあえず、返事するべき？いやでも、付き合ってって言われたわけじゃ…ああもう、私ってなんでこんなに恋愛経験ないんやろ。
『…忘れないよ』
永「それは嬉しいな」
『それで、えっと、』
永「返事は今すぐ欲しいってわけやないから」
「向こうでゆっくり考えて？」なんて言われてしまって。
そんなこと言われたら、ほんまにずっと廉のこと考えてまうやんか、
俯いていた顔を上げると、廉と目が合った。
「…待ってる」
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名無し59740号(プロフ) - 「大橋くんに、愛される。」のパスワードを教えていただきたいです！ (2月11日 1時) (
レス) id: cd3c0aeb36 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めましてコメント失礼します！「大橋くんに、愛される。」を読みたいのですが、パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いいたします！ (9月25日 8時) (レス) id: faee03a960 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃんっっっ(プロフ) - 初めましてコメント失礼しますm(_ _)m『その恋心を、自覚する。』『大橋くんに、愛される。』を読みたいのですが、パスワードを教えていただくことは可能ですか？よろしくお願いします🙏🙏 (7月26日 12時) (レス) id: 07a93329c4 (このIDを非表示/違反報告)
みずたま(プロフ) - しおんさん» ありがとうございます☺️♡ (6月21日 20時) (レス) id: 3593907927 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - みずたまさんの文才最高です！ (6月20日 23時) (レス) id: 7cc3201467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたま | 作成日時：2022年10月23日 21時
