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永「A、久しぶり」
『ひ、さしぶり』
打ち合わせ当日。どうしよ、なんてことで頭がいっぱいで、結局話す話題は見つからず。とりあえず挨拶をして、隣に腰をかけた。
『スタッフさん達は？』
永「ああ、まだ準備あるから待機しといてって」
『そうなんや、』
2人だけの空間にそわそわして、髪を触ってみたり、携帯をいじったり。
2人きりやと、どうしても気まづいと思ってしまう。そりゃ、前は毎日のように一緒にいたから気まづいなんてなかったけど……今は月に一度会えるか会えないか、っていうレベルやから。
ずっと黙っとくのも変よなあ。ほんまに、正門くんの話でもしようかな？
永「A？」
『へ、はい！…どうしたの？』
永「ふは、ずっと上の空やったから」
「考え事？」と柔らかく微笑む廉に、緊張が解けた感じがした。
…そうや、廉ってこういう人。収録前なんかも、私が緊張してたら笑わせてくれたなあ。今回のも、多分そう。
『考え事してた、』
永「そうやろなって思ったわ。みんな元気してる？」
『うん、大ちゃんなんかもう毎日うるさくて…ほんまに大変』
永「変わらへんよな、大吾」
『ほんまになあ』
結局大ちゃんの話になってしまって、心の中で一応謝る。
話していくうちに、昔の感覚というのは戻ってくるもので。東京に行っても変わりがない関西弁のおかげかなあ、なんて考える。
永「あ、そや。今日の夜って空いてる？」
『夜？なんもないけど…』
永「ご飯行かへん？」
さっきとは変わって真っ直ぐな瞳に、思わず目を逸らした。2人きり、ご飯、廉と、途切れ途切れの文が頭の中に浮かぶ。
やましいことなんて何一つないし、もう昔の気持ちなんて忘れているはずなのに。素直に頷けない自分がいて。
永「…どうかした？」
『あ、いや、廉とのご飯久しぶりやなって思って。行こ行こ！』
永「良かった。食べたいもの考えてて？東京の美味い店連れてってあげるわ」
『それは楽しみやな〜』
…大ちゃんに連絡しとこ。
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名無し59740号(プロフ) - 「大橋くんに、愛される。」のパスワードを教えていただきたいです！ (2月11日 1時) (
レス) id: cd3c0aeb36 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めましてコメント失礼します！「大橋くんに、愛される。」を読みたいのですが、パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いいたします！ (9月25日 8時) (レス) id: faee03a960 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃんっっっ(プロフ) - 初めましてコメント失礼しますm(_ _)m『その恋心を、自覚する。』『大橋くんに、愛される。』を読みたいのですが、パスワードを教えていただくことは可能ですか？よろしくお願いします🙏🙏 (7月26日 12時) (レス) id: 07a93329c4 (このIDを非表示/違反報告)
みずたま(プロフ) - しおんさん» ありがとうございます☺️♡ (6月21日 20時) (レス) id: 3593907927 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - みずたまさんの文才最高です！ (6月20日 23時) (レス) id: 7cc3201467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたま | 作成日時：2022年10月23日 21時
