冷めない熱はどちらのもの ページ18
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正「…あれぇ？Aがおる〜 ふふ、かわええ」
『なにこれ…どういう状況？』
大ちゃんから''正門たちと飲んでるから来て''なんて言われて、久々に正門くんに会える…！ってうきうきで向かったのに。行ってみれば、ふにゃふにゃとした正門くんがいて。いつもより赤く火照った頬に、呂律が回っていない喋り方。完全に酔っ払ってるやん、これ。
大「A〜、来てくれたん？嬉しい」
『いや、え、大ちゃんも？どうなってるん、大橋くん』
特に酔ったという様子もなくお酒を飲み進める大橋くんに、怪訝な面持ちで問いかける。いつの間にか大ちゃんに抱きつかれていた私を見ては、他人事のように笑われて…いや、助けてよ。
和「ごめんごめん。大ちゃん酔っ払ってAのこと呼んだみたいやわ。なんか食べる？」
『ううん、食べてきたからいいや。…ていうか、正門くんって酔っ払うんやね』
和「いやー、普段は強いで？ふら今日はさ、寂しかったんちゃう？」
会って早々抱きつかれたし、と少しマウントをとられる。別に妬かへんし。私やって今大ちゃんに抱きつかれてるし…と頭の中で反論する。顔に出ていたのか、大橋くんが「おもろいなあ」と特徴的な笑い方で笑った。
『この2人、どうするつもりやったん？』
和「流石に1人は無理やから丈くん呼んだよ。もうすぐ来るんちゃうかなあ」
『丈くん怒ってそう笑 』
和「怒ってたよ笑 ''飲む量くらい自分らで調整せえ！''って。俺やないのに笑 」
想像出来すぎるなあ…なんて思っていたら、お腹のあたりの窮屈感がなくなって。大ちゃんやっと離してくれたんか、と思い視線をやると、大ちゃんの腕を掴んで私から引き剥がしている正門くん。
正「A嫌がってるから、」
大「いややあ、俺Aがいい」
『あ、正門くん、別にええで？随分と酔っ払ってるみたいやし、明日には忘れてるやろ』
正「……ちゃう、俺が嫌や」
『え』
大ちゃんを横に退けた正門くんは、優しく私を上から包み込んで。正門くんの香りが鼻を掠めて、心拍数が一気に上がる。
『ま、正門くん、離して、』
正「大吾はよくて、俺はあかんの…？」
『そういうわけやない、けどっ』
胸板を押して離すよう懇願するも、正門くんは私を離してくれない。助けを求めるように大橋くんに視線をやると、豪快に笑いながら写真を撮っている。
いや、助けてよ…！！
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名無し59740号(プロフ) - 「大橋くんに、愛される。」のパスワードを教えていただきたいです！ (2月11日 1時) (
レス) id: cd3c0aeb36 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めましてコメント失礼します！「大橋くんに、愛される。」を読みたいのですが、パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いいたします！ (9月25日 8時) (レス) id: faee03a960 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃんっっっ(プロフ) - 初めましてコメント失礼しますm(_ _)m『その恋心を、自覚する。』『大橋くんに、愛される。』を読みたいのですが、パスワードを教えていただくことは可能ですか？よろしくお願いします🙏🙏 (7月26日 12時) (レス) id: 07a93329c4 (このIDを非表示/違反報告)
みずたま(プロフ) - しおんさん» ありがとうございます☺️♡ (6月21日 20時) (レス) id: 3593907927 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - みずたまさんの文才最高です！ (6月20日 23時) (レス) id: 7cc3201467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたま | 作成日時：2022年10月23日 21時
