大事な君のお祝いを ページ11
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『大ちゃん、グループ結成おめでとう！』
大「っ…ありがとう、」
正「最初から泣きすぎやろ笑」
10月6日、なにわ男子の結成。お祝いしたかったのだけど、仕事やらなんやらで都合が合わなくて、数日後にやっと3人で集まることができた。
悔しいって思ったけど。少しだけ、少しだけ、良かったって思っている自分がいて。私はまだ、正門くんと一緒におれるんやって。こんなことを思ってしまう自分が、嫌だった。
正「にしても、やっと集まれたなあ」
『そやねえ、みんな忙しかったから』
大「ありがとなあ、」
みんなが揃った瞬間にボロボロと泣き始めた大ちゃんは、お店に着いてからもずっと泣いていて。最初こそ目が潤んだが、今になっては正門くんと2人で呆れたように笑いあっている。
正「あ、ごめん。ちょっと電話」
「大吾よろしく」と言いながら個室を出た正門くんを見送る。背中をさすっていれば、大ちゃんも少しは落ち着いたよう。
大「そや、正門の家行ったんやろ？まだなんも聞いてへんのやけど」
『…今、それ聞く？』
大「丁度おらんし〜」
嘘泣きやったんか、と思うぐらいいつもの調子に戻っていて。質問の内容を聞いて、色々思い出してしまった。私が何も言わずに黙っていると、大ちゃんが「やましいことでもあった？」とニヤニヤしながら聞いてきたので、とりあえずみぞおちを殴っておいた。
『そんなん、なんもないし…けど』
大「けど？」
『…寝たフリしてたら、ほっぺにちゅー、された』
大「……やましいことやん」
『正門くん、実はハーフだったり…？』
大「なわけないやろ」
あれから1人で考えて、きっとあれは家族にする類いのものだと納得した私。ほら、海外では挨拶代わりにハグするって言うし…それと似たような感じの。
…また振り出しに戻ってしまった。はあ、とため息をつくと、「あんなあ、」と大きめの声が聞こえて、顔を上げる。
大「そんな意味なく、」
正「すまん、仕事の電話やったわ」
タイミングが良いのか悪いのか、正門くんが戻ってきて、開かれた大ちゃんの口はパッと閉じられた。
「あれ、大吾泣き止んでるやん」なんて言いながら席に着いた正門くん。当たり前だけど、何言いかけたの、なんて本人の前で聞ける訳もなくて。頭の片隅にずっとその疑問を残したまま、会を終えた。
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名無し59740号(プロフ) - 「大橋くんに、愛される。」のパスワードを教えていただきたいです！ (2月11日 1時) (
レス) id: cd3c0aeb36 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めましてコメント失礼します！「大橋くんに、愛される。」を読みたいのですが、パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いいたします！ (9月25日 8時) (レス) id: faee03a960 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃんっっっ(プロフ) - 初めましてコメント失礼しますm(_ _)m『その恋心を、自覚する。』『大橋くんに、愛される。』を読みたいのですが、パスワードを教えていただくことは可能ですか？よろしくお願いします🙏🙏 (7月26日 12時) (レス) id: 07a93329c4 (このIDを非表示/違反報告)
みずたま(プロフ) - しおんさん» ありがとうございます☺️♡ (6月21日 20時) (レス) id: 3593907927 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - みずたまさんの文才最高です！ (6月20日 23時) (レス) id: 7cc3201467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたま | 作成日時：2022年10月23日 21時
