眠り姫2 ページ2
Side O
一番に来たのは松潤。ブーツをカツカツ鳴らしてたけど、俺と翔くんを見て、忍者みたいにゆっくり歩いてきた。
「おはよう…。珍しいね……」
「おはよ、最近疲れてるみたい」
潜まる声にちょっと面白くなったけど、笑うのはどうにか堪えた。右手で掴まれた俺のTシャツが揺れると、翔くんも起きちゃいそうだし。
次はニノだった。
ニノは片耳にイヤホンを差して、器用にゲームをしながら現れた。
「おはようご……」
「しーっ…！……翔くん、寝てるから……」
そこまでナイーブにならなくても…と思ったけど、松潤の仕草で分かったみたいで、俺の膝を覗き込んでおお、と洩らした。
「翔さんがねぇ…。天使みたいですよね、大野さん……」
ニノの言う通り。
翔くんの寝顔は天使みたいなお姫様みたいな感じ。
睫毛長くて、たまにムニュムニュ口が動いて、悩ましげに顰める眉毛が何とも言えない。
歳を重ねる度に、丸くなってきた輪郭が、より女性的で可愛い。太ったワケじゃないよ？翔くんが太ったワケじゃないからね？
まぁ、太っても可愛いのは変わりないけど。
はぁ、可愛い…。
「大野さん、心の声洩れてますよ。変態ですかアナタは」
危ない危ない、気を付けないと…。
さらさらと少し傷んだ髪の毛を撫でる。ふんわり香るシャンプーとさっぱりした香水の匂い。
甘いなぁ。どこもかしこも。
なんて思ってたら、外からドタドタ走る音。ハッとして翔くんの耳を塞ぐより前に、バッタン！と音がして、でっかい声が楽屋に響いた。
「おっはよう！いやー、道混んでてさあ！ギリセーフ？……よっしゃあ！ギリセーーフ！！」
「うるさい相葉ぁ！！」
「え、なになに！？ニノちゃん朝から怖いんだけど！」
「ふ、あ……。さとし、く……？」
あーあ、起きちゃった。
「……馬鹿…！翔さんが寝てたのに…！」
「翔くん起きちゃっただろ…！相葉くんのせいだぞ…！」
ニノと松潤にドヤされて、相葉ちゃんがゆっくり俺の膝を覗く。俺の顔を見てヘコヘコ謝ってきた。
うん、多分大丈夫。
翔くん全然寝起き覚醒しないから。
「……んぅ、」
「しょーくーん……」
「さとしくぅ…、おれ、まだ……」
翔くん絶対楽屋ってこと忘れてる。家だと思ってる。ソファーで寝ちゃった時と全く一緒だもん。
次の仕草、見せたくないなぁ。
だってスゲェ可愛いんだもん。
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はな(プロフ) - 歩夢さん» いつもコメントありがとうございます。前回は返せずごめんなさい。なで肩さんの夢なので何でもありにしてみました。また足を運んでくださると嬉しいです。 (2014年9月29日 12時) (
レス) id: eaa9330744 (このIDを非表示/違反報告)
歩夢(プロフ) - 翔さん可愛すぎますね...これからも頑張って下さい！ (2014年9月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 536defc02b (このIDを非表示/違反報告)
歩夢(プロフ) - そういう話ですかそうですか.....面白いっ！ (2014年9月18日 7時) (携帯から) (レス) id: 536defc02b (このIDを非表示/違反報告)
智夏(プロフ) - かいてくださり、ありがとうございます!!もう、面白くてやばかったです!!慌てる潤くんかわいかったです。にの、早く気付いて思わず笑ってしまいました笑。これからも、頑張ってください (2014年9月6日 18時) (レス) id: 04c882c90f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 歩夢さん» 分かりづらくてごめんなさい！プライバシーの関係で、名前は伏せると決めているので…。ご期待に添えていたら嬉しいです。今後ともよろしくお願いします！ (2014年9月2日 11時) (レス) id: 66d9ffabb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2014年8月19日 23時
