肉じゃが８ ページ9
A
『裏切者って・・・なんの話？』
牛「・・・さあ。」
キ「それなら決まってるだろ。」
キヨが壁を蹴るのをやめ、こちらに歩いてきた。
嫌な予感しかしない・・・。
キ「こいつ、しかいねえだろ。」
そう言ってこっちに、私を指さすキヨ。
違う、と私が否定する前に大きい声で誰かが叫んだ。
レ「Aちゃんは、裏切者なんかじゃあらへん！！！」
キ「・・・香坂、だったよな。何も知らねえくせに口挟んでくんじゃねえよ。」
レ「皆で決めるんや！お前だけの意見でAちゃんを裏切者にすんな！！」
キ「しつけえな。ヒラ、こーすけ行くぞ。」
そのままキヨは扉の先を進んでいった。
レ「・・・あ、ご、ごめん・・・勝手に名前呼びして・・・！」
『ううん、ありがとう。香坂君のおかげで助かっちゃった。』
レ「そ、そかぁ・・・！なら良かった・・・。」
フ「さあさあ！俺たちも行こ！」
フジ君が私の手を引いて扉を開けた。
先にはまた部屋が有って、キッチンがあった。
フ「キッチン・・・？あ、見て、冷蔵庫の中に食材が入ってる・・・・。」
『なんだが、怖いね・・・。』
裏切者、その言葉が頭に残っている。
私からしてみれば、桃も、キヨも・・・裏切者だよ・・・。
なんて、言い過ぎかな。
冷蔵庫の中を探っていると紙が入っていた。
『なんだろ・・・。』
紙には、こう書かれていた。
ヒラは、人の不幸が大好きで平気でうそをつく。
・・・何のマネなの？
ヒラ君はそんな人じゃない。
分かってる、わかってるはずなのに・・・どうしてもこの紙は捨てられない。
持っておくだけ、そう心に言い聞かせて。
フ「んー・・・こわいけど、お腹すいたしなぁ・・・。」
『・・・じゃあ、食べてみる？』
フ「え、正気？！」
『うん。きっとこんなところで死ぬような仕掛けはしてこないと思うの。』
フ「そ、そう・・・？じゃあ、Aちゃんに任せよっかな・・・。」
フジ君はそう言ってキッチンの目の前にあるテーブルの上を片付けた。
簡単なもの、でいいよね。
肉じゃがとかでいっか。
牛「A？何作ってるんだ？」
『んー？肉じゃがだよー。』
桃「え、Aの肉じゃが食べられるの？！やった・・・・！」
『あはは、そんな喜んでもらえてうれしいな。』
レ「あ、・・・・あの！出来たら、呼んでくれへん・・・かな・・・？」
『うん、いいよ？』
レ「じ、じゃあ頼むわ！」
香坂君はそのままさっきの部屋へと戻った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー実況者
フジ
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sakou(プロフ) - ありがとうございます！嬉しいです！ (2018年10月29日 22時) (
レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎きらら(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2018年10月28日 19時) (レス) id: 3f08370610 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - いえいえ！こちらこそです！ (2018年10月23日 23時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
sakou(プロフ) - いつもコメント、ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2018年10月23日 0時) (レス) id: 1424655df7 (このIDを非表示/違反報告)
白米。 - 知らない間にめっちゃ更新されてて嬉しいです！(((o(-。-*)o))) (2018年10月22日 17時) (レス) id: ee2044b0bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくさく | 作成日時：2018年8月22日 0時
